常識について思うこと

考えていることを書き連ねたブログ

住吉大社へのお参り

2012年03月17日 | 日本

住吉大社に行ってきました。住吉大社のご祭神は、住吉大神ということになっていますが、これは底筒男命、中筒男命、表筒男命の総称であり、場合によっては、息長帯姫命(神功皇后)を含むとされています。

関裕二さんによると「武内宿禰」、「塩土老翁」、「住吉大神」が同一との話があります。今回行ってみて、私自身もあらためてそう思いました。

古代の神話というのは、なかなか紐解くのが難しいものです。歴史書が編纂される過程において、真実を隠さなければならぬこともあったでしょう。隠し通せぬものの辻褄あわせをしなければならないこともあったと思われます。そのなかで、作り出される偶像もあり、それらが実在のものと絡み合うように混在するので、ただ「同一人物」といっても、きれいにピッタリ重なり合うようなものではないかもしれません。蘇我入鹿と聖徳太子、ヤマトタケルノミコトと武内宿禰・天武天皇、神武天皇と応神天皇、饒速日命と崇神天皇・大物主大神、神功皇后とトヨ・・・考えていくとキリがありません。しかし、それでもこうした人々(あるいは神々)同士の一致性というのは、それなりに注目すべきものがあるのではないかと思います。

住吉大神の三神は底筒男命、中筒男命、表筒男命を指します。、「筒」と言えば「塩筒老翁(塩土老翁)」を連想せずにはいられません。塩土老翁は、神武天皇に東征を促した人物です。私なりに、神武天皇の「武」の字と、武内宿禰のそれとの間には、何らかの意味が隠されているような気がしてなりません。そして、共に祀られている神功皇后は、武内宿禰とも深い絆で結ばれていた人物でもあります。

住吉大社には、初代天皇である神武天皇(あるいは応神天皇?)を九州からヤマトへ送り込もうとした武内宿禰・神功皇后というお二人の姿を、私なりに感じたのでした。

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