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中でも目立ったのは赤い冬芽を膨らましたネジキ:捻木(ツツジ科ネジキ属)です。
ネジキの冬芽は、赤色の一年枝につき、卵形で長さ5~7mm、牙鱗は2枚向き合い、枝と同様に光沢ある赤色です。葉痕は2列互生して半円形、維管束痕は1個です。
誰がいい始めたのかわかりませんが、サイフリボク(‘12年2月21日記事)、コクサギ('12年2月22日記事)と共に3大美芽の一つにされている光沢ある赤色の新枝と冬芽は、ヌリバシ(塗箸)、アカギ(赤木)、アカンボウ(赤ん坊?)など呼ばれ、生花の花材にもなります。近づいて見る赤い冬芽はもちろんですが、マッスで見る伸びた赤い枝先も、春の訪れを感じさせて柔らかな美しさです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/4f/ee3ecc03165b56a6dd28f797db32ca55.jpg)
名のとおり幹は捩れてよく分枝します。5~6月葉脇から長さ4~6cmの総状花序を出し米粒のような白い花を多数下向きにつけます(06年6月19日記事)。カシオシミ(貸し惜しみ)という変わった別名がありますが、由来はわかりません。
きれいな色ですが枝葉ともに有毒といいます。
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