新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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マルバコンロンソウ:丸葉崑崙草(名山の白雪)

2006-04-12 06:52:52 | 植物観察1日1題
渓谷美で知られた高槻の摂津峡は、また桜の名所でもあります。いま、谷沿いの東海道自然歩道をたくさんの花見客が通り過ぎてゆきますが、路傍に咲く小さく真っ白な花に目をとめる人はほとんどいません。
マルバコンロンソウ:丸葉崑崙草(アブラナ科タネツケバナ属)は、山地の木陰などに生える2年草で、高さは7~20cm、全体に白色の毛を密生し、葉は奇数羽状複葉で互生します。
春から初夏にかけて咲く十字形の花は真っ白で、この白さを崑崙山の雪にたとえてコンロンソウの名があります。
摂津峡の入り口から上の口まで約30分、終点近くでこの写真を撮っていると、そこの茶店のおかみが出ていて、何かと聞くので、かわいい花でしょうと名前を教えてやりました。
ここへ嫁いできて60年近くの間、この花にはまったく気がつかなかったといいます。覚えておくといいですねといって別れましたが、彼女、大きくなずいて嬉しそうでした。

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