
“つくし誰の子 すぎなの子…”誰も知っている囃子言葉ですが、本当にそうなのかなと考えてしまいます。
スギナ:杉菜(トクサ科トクサ属)は、1億数千万年前、恐竜全盛時代に栄えたというシダ類の生き残りです。繁殖のための胞子葉・実茎であるツクシと、栄養茎であるスギナとに分かれて生活しています。ツクシはスギナの子ではなく同一植物が2型の地上茎で分業していることになります。
生え出す時期から見るとツクシはスギナの親になりますが、つくしん坊の名とその形は子のほうが似つかわしいともいえます。所詮は鶏が先か卵が先かの類でしょうが・・・。
大阪では桜も満開というのに、茅葺の里で有名なここ京都南丹市美山町では、まだつぼみも固い状態でした。それでもあぜ道に生えた土筆ん坊は、もう胞子穂を開ききったような姿で、季節は確実に早春から春へ移り変る気配でした。
俗にいう土筆の袴は、退化した葉が鞘状についたもので、食用にするときは除かれます。
土筆の名は、丸く長細い胞子嚢を土から出た筆に見立てたもので、つくしんぼう、筆の花、古称のつくづくしなどの別名があり、中国でも筆頭菜だそうです。
杉菜は、姿がスギで、若い苗を食することからスギ・ナ(菜)、ほかに、袴のところで切り離して継いだ場所を当てる遊びから継ぎ菜の名もあります。
スギナ:杉菜(トクサ科トクサ属)は、1億数千万年前、恐竜全盛時代に栄えたというシダ類の生き残りです。繁殖のための胞子葉・実茎であるツクシと、栄養茎であるスギナとに分かれて生活しています。ツクシはスギナの子ではなく同一植物が2型の地上茎で分業していることになります。
生え出す時期から見るとツクシはスギナの親になりますが、つくしん坊の名とその形は子のほうが似つかわしいともいえます。所詮は鶏が先か卵が先かの類でしょうが・・・。
大阪では桜も満開というのに、茅葺の里で有名なここ京都南丹市美山町では、まだつぼみも固い状態でした。それでもあぜ道に生えた土筆ん坊は、もう胞子穂を開ききったような姿で、季節は確実に早春から春へ移り変る気配でした。
俗にいう土筆の袴は、退化した葉が鞘状についたもので、食用にするときは除かれます。
土筆の名は、丸く長細い胞子嚢を土から出た筆に見立てたもので、つくしんぼう、筆の花、古称のつくづくしなどの別名があり、中国でも筆頭菜だそうです。
杉菜は、姿がスギで、若い苗を食することからスギ・ナ(菜)、ほかに、袴のところで切り離して継いだ場所を当てる遊びから継ぎ菜の名もあります。