新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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コバノミミナグサ:小葉の耳無草(伊吹山固有の)8月4日

2012-08-04 06:09:35 | 植物観察1日1題


伊吹山の遊歩道わきにコバノミミナグサ:小葉の耳無草(ナデシコ科ミミナグサ属)が咲いていました。
コバノミミナグサは伊吹山山頂付近の石灰岩地帯にのみ分布するといわれ、仲間のミミナグサが(08年5月9日記事),花弁と萼片の長さが同じぐらいなのに対して、本種は花弁の方が長く、花弁の先が二つに裂けます。花弁もミミナグサより長いようです。
いつぞや八方尾根でクモマミミナグサというのを見ました。(05年9月3日記事)大昔、気候変動によって山岳地帯に取り残された同じ仲間の植物が、隔離されたままその地で別の品種に進化していった例かもしれません。
個体数も少なく大変貴重だという道端のコバノミミナグサにそっとがんばれと声援を送りました。

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