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夏の植物園にカンナ(カンナ科カンナ属)が咲いています。
観賞用の花にも流行り廃りがあるようで、一昔前はどこの庭にも見られたカンナも、いまではときどき忘れられたように咲いているのを見るだけになりました。
同じように忘れられていたダリアが、新しい品種の出現で人気回復してきたのに比べ、昔ながらのカンナの人気は落ちたままです。
アジア、アフリカ、アメリカの熱帯地域に多くの原種があり、それらをもとに多くの園芸品種がつくられてきました。中には根茎を食用にする品種もあることから、観賞用の品種をハナカンナと呼ぶこともあります。
ショウガのような根茎を持つ多年草で、高さは1m前後、紡錘形の葉は緑色と赤みの強いものがあり、白粉をふきます。
花期は6~9月、花弁のように見えるのは雄蕊が変化したもので、その外側に小さい花弁があります。
Canna は、ケルト語でアシ(芦)の意で、茎がアシと同じように管状になっていることからきています。
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