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初冬の山道に遅くまで黄色の葉をつけていたタカノツメ:鷹の爪(ウコギ科タカノツメ属)もすっかり葉を落としてしまいました。
各地の日当たりのよい山地に生える落葉小高木で、互生する葉は、葉柄が長くて枝先に集まり、3小葉の複葉ですが、よく発達する短枝の基部では単葉になります。
枝先に名前の由来になった冬芽が膨らんできています。鷹の爪の名は、先端がとがる冬芽の形からきていますが、特に曲がった短枝では鷹の足とその先端の爪によく似ていて、名付けの妙を感じさせます。その割には、材が柔らかいことから来ている別名のイモノキはすこしいただけません。
諺でも知られる鷹の爪は、植物では本種以外に、ネデシコ科のツメクサやベンケイソウ科のオノマンネングサの別名もおなじタカノツメとなっています。