新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ヤマコウバシ:山香し(枯葉を身にまとい冬越し)

2005-12-11 07:29:54 | 植物観察1日1題
昨日のダンコウバイに近い仲間のヤマコウバシ(クスノキ科クロモジ属)は、本州山形県から九州、および朝鮮、中国に分布する高さ5mくらいの落葉低木で、枝を折ると香気があるのでこの名があります。
雌雄異株ですが、日本には雌株しかなく、雄株無しでも結実し、秋に黒く熟した丸い果実をつけ、これにも香気があります。
特徴は、秋に枯れた葉の多くは、落ちずに枝についたまま冬を過ごし、春に落葉することです。他の木の葉が落ちてしまった冬、枝に枯葉をつけた木を見かけたらこの木と見当がつけられます。さらに小枝を折って香気があればヤマコウバシと思って間違いないでしょう。

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