新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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キッコウハグマ:亀甲白熊(5年越しで出会った花)

2010-11-15 18:13:06 | 植物観察1日1題

草株は何度も見ているのに、花を見たいと思っても、なかなか出会えないことがあります。
11月初旬、大阪府民の森くろんど園地の山道でやっと念願がかなったキッコウハグマ:亀甲白熊(キク科モミジハグマ属)もそんな花でした。
各地の山地の木陰などに生える多年草で、地下茎は細く地をはい、茎は高さ10~20㎝、葉は長さ幅とも1~3㎝、葉柄は葉身の2倍あります。花の形は変化が多く、名前の由来になった亀甲型のものからハート形、卵形などがあります。
花は秋、白い管状花が3個ずつあって一輪花のように見えます。閉鎖花もつきます。
和名は葉が亀甲型で、花が“はぐま”(白熊)に似ているということですが、この“はぐま”はヤクの尾の毛のことで、中国から渡来し、払子に作ったり、旗、槍、兜などの装飾につかわれたものです。
やっと会えたと勇んで写真を撮ろうとしたら運悪くカメラが電池切れ。やむなく同行の方の写真を拝借する羽目になりました。