ある大学の構内で、カナリーヤシ:カナリー椰子(ヤシ科ナツメヤシ属)がオレンジ色の果実をたわわに垂れ下げていました。
アフリカの西に浮かぶカナリー諸島原産の常緑高木でこの名がありますが、フェニックスの名でも親しまれ、南国を象徴する木とし宮崎市など各地で植えられています。
幹は太く、葉柄が落ちた跡が細長い菱形状の模様になって残ります。葉は長さ4~5mの羽状複葉で、葉の基部には鋭い棘があります。
雌雄別株で、花期は4~6月、葉の付け根から長さ2mほどの大きな花穂が垂れ下がり、淡黄色の小さな花が多数つきます。
果実は長さ2㎝ほどの楕円形で、オレンジ色に熟します。