簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

絵にも描けない美しさ(四国遍路)

2013-06-03 | Weblog
 『絵にも描けない美しさ~♪』つい鼻歌が出てしまう。

 浪穏やかな碧い海、指呼の間に小島が浮かびその隙間を縫うように白い波跡を残し
大小の船が行き交う。
緑の島影に聳える巨大な建造物は、控えめなライトグレーに塗り込められ、どの姿も
端麗で優美、まさに自然と人工の絶妙のバランス、コントラストである。





 それにしてもJRは、この途中になぜ駅を設けなかったのか・・・と、ここ瀬戸大橋線を
通るたびにいつも思う。自動車道は橋脚の島「与島」にパーキングエリアを設けている。
また、ここには橋が開通した当初、関西資本の会社が「フィッシャーマンズ・ワーフ」を
隣接地に開業した。



 当初はこれらの商業施設と合わせ、大橋を海上から眺める遊覧船が就航、空から
の眺めも楽しむヘリコプターも運行し、本線から島の施設に向かうランプウェイが車の
列で渋滞するほどの人気を呼んでいた。



 しかしブームは一過性で、覚めるのも早く、割高な高速料金も有ってか観光客が
減少、業者が不採算部門として事業から撤退してしまうと島から賑わいが去ってし
まった。このことは残念でならない。



 ここには何よりもこの超一級の観光資源である景観があり、更に周りの島々には
「鯛めし」や新鮮な魚を自慢する民宿などもある。



 与島を起点にこれらの島に渡る渡船が運行し、「橋脚の島の駅」からは、200m近い
主塔に昇る探検ツアーなども企画されれば、車でしか来られない島とはまた違って、
電車で来ても楽しめる島に展望が開けていたのではないか・・・。

 それに何より強風で列車が止まった時、揺れる橋の上より「橋脚の島の駅」のホーム
なら、どれ程の安心を感じることか・・・などなど思うのだ。(続)




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