簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

A列車で行こう(JR乗り潰しの旅)

2012-05-28 | Weblog
 今回の乗り潰し旅の最後は、三角線である。
ここは熊本から少し南に下った鹿児島本線の宇土から、島原湾に突き出た宇土半島の
先端三角までの25.6キロの路線である。
大凡1時間に一本で、全ての列車が熊本を始発・着で運行されている。



 この路線の注目は平成23年10月から運行を始めた観光特急“A列車で行こう”である。
熊本から三角に向かい、三角港では天草に向かう観光船と接続する。
 16世紀大航海時代のヨーロッパ時代をイメージした車体は、黒と金に塗り分けられ、
車内にはバーカウンターもあり、高級感溢れる大人の旅を演出していると言う。



 乗ってみたいが、残念ながら今日は走ってはいない。
臨時列車扱いで土日祝日が中心だが、冬休み・春休みなどにも運転されるようだ。

 4番線ホームを出た列車は、熊本の市街地を見ながら暫く鹿児島本線を走り、宇土から
進路を西に変え、三角線に入る。



 住吉を過ぎた辺りで車窓には島原湾が開け、その向こうに雲仙の普賢岳が見えてくる。
こんなにも近いのか・・と思うほどに山頂の溶岩ドームの形までもが良く見える。
干潮の時刻なのか、海は潮が引いているようだ。





 そんな景色がトンネルで遮られ、暫くしてそれを出ると車窓風景は深い山の中に一変する。
列車は宇土半島を横切るように進むので、ズーッと続いていた海が山里に変わるのだ。
するといきなり”石打ダム”と言う駅が現れる。ダムでも有るのかと目を凝らすがそれらしき
姿はどこにも見えない。





 海が左手に近付いてくると終点の三角に到着だ。辺りに夕闇が迫っていた。
駅前にある三角港の、巻貝のような三角建物が面白い。(続)




    写真満載 ホームページ
   『南九州を行く』アップしました
      ここをクリック  

  にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 清正流の石垣(JR乗り潰し... | トップ | 残すは北九州(JR乗り潰し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事