簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

四国遍路 鶴林寺道

2009-11-24 | Weblog
今日は、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と言われる阿波三大難所の内、第二・第三の
難所への挑戦だ。
宿の前を暫く行くと、右に進む車道とは分かれ、鶴林寺への登り口が有る。
「歩き遍路、3.1Km」の看板を見ながら左に入る。
道はみかん畑を縫うように進むが、殆どがアスファルト舗装され、緩やかな登りなので、
今のところは歩きやすい。



 【写真:鶴林寺への上り口】

少しずつ登りも急になると、路傍に「お遍路さんへ、ご自由にお使い下さい」と書かれた看板とともに、
金剛杖が何本か立てかけられている。
「杖は無いほうが歩きやすい」と言って、今回の歩きでは金剛杖を持ってこなかった相棒も、さすがに
この先の山登りを意識してか、手に馴染む杖を物色している。



みかん畑の作業道から遍路道に分け入るとやがて舗装も途絶え、階段状の厳しい登り道に変貌する。

 【写真:鶴林寺道】

前回の焼山寺道では、こんな行き成りの急坂に息切れを起こしてしまった。
同じ轍を二度踏むわけには行かない。
ここまでは、殊更深呼吸を意識しながら、相棒には悪いがゆっくりと自分のペースを保って登って来た。
水分補給は、スポーツドリンクにした。また、チョコレート菓子も持参した。
そして、エネルギー切れを起こさないように、これらをこまめに補給した。
その性か、ここまでは順調に登ってこられた。

40分ほど登ると、水呑大師に着く。ほぼ中間点だ。

 【写真:水呑大師】

少し休んで先に進む。階段状の坂道は益々厳しくなる。
700メートルほど登ると車の参道に行き当たり、そこを横切る事になる。
高速1000円、5連休の性か、何台もの車がすごいスピードで前を通り抜けていく。

再び遍路道に分け入る。ここからが正念場らしい。
道は整備されているとは言え、傾斜は結構キツイ。所謂「胸突き八丁」の急斜面が続く。
とは言っても焼山寺道と比べると、たいしたことは無い。
何度も山を登ったり下ったりで、丸々一日、12キロもの山歩きと違って、こちらは標高差500メートルとは言え、
距離にして4キロ弱、気持ちからして余裕が違う。

 【写真:鶴林寺山門】

1時間半ほどして参道に到着した。
コンクリート舗装された急坂の参道の先に山門が見える。
どうやらへばる事も無く20番札所・鶴林寺に着けそうだ。(続)

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