簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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フリーゲージトレイン(JR乗り潰し・伯備線)

2016-09-28 | Weblog
 フリーゲージトレイン(軌間可変電車)とは軌道幅に合わせ車輪の間隔を
変換する機能を持ち、新幹線と在来線を相互乗入れする列車の事である。
近年何かと話題で、九州新幹線の長崎ルートや、ここ伯備線などでも導入
の検討が進んでいるようだ。



 しかし導入には幾多の問題もあり、その開発には非常に困難な課題も多い
とされている。
同線沿線の岡山県や鳥取県・島根県などの共同調査でも、解決すべき多く
の問題が見つかっり頭を悩ませている。

 新大阪から「のぞみ」で岡山に向かい、そこで伯備線の「やくも」に乗り換
え出雲市に向かう場合と、新大阪からそのままフリーゲージトレインで出雲
市に向かう場合の検討結果が近頃報告され話題になっている。





 それによると、フリーゲージトレインは車両性能上新幹線区間では23分ほ
ど遅くなる。しかし在来線区間では現行よりも速く走れる事で15分ほど短縮
できるものの、これでは導入の効果が得られない。
岡山での乗り換え時間を9分と想定しても、新幹線から在来線への軌道変
換では低速走行が必要になるため、この時間は相殺されると言う。



 伯備線は岡山県北から県境を越え鳥取県に入る辺りでは、高梁川水系や
日野川水系の川と絡み合うように進むため、その車窓に四季折々の美しい
景観を提供してくれる。

 しかし蛇行する流れに沿う線路はカーブが多く、その数は150か所近くに
も上り、高速走行上何かと問題も多く、実現に向けては景観を取るか時間
をとるかの選択を迫られることになる。





 当然カーブや踏切や橋など、少なからず沿線の改良工事も伴う。
これら工費も含め、解決すべき問題も多く、現状では導入はかなりの困難が
伴うと報告されている。(続)



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