簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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終点・和歌山(JR乗り潰しの旅・紀勢本線)(2017年05月10日)

2017-05-10 | Weblog
 紀伊田辺から出る電車の多くは御坊行だが、中には和歌山まで行くものもある。
御坊では0番線で、紀州鉄道と接続する。この鉄道、営業キロ数が僅か2.7キロと
言うミニ鉄道で、駅の数は5つ、平均時速は20キロと言う市内電車並みの速度で、
終点の西御坊までを約8分で結んでいる。



 古い鉄道地図で調べると、かつては更に数百メートルほど先の、日高川が太平
洋に流れ込む河口辺りの港に終着駅が有ったようだが、廃止になっている
JR駅と市街地を結ぶ生活路線は、日本最短のローカル私鉄として、鉄道フアンも
多いらしい。





 紀勢本線の終点は和歌山駅ではなく、そこから更に3.3Kmほど西に向かった先の
和歌山市駅である。紀勢本線の電車の中には、ここから先の阪和線にそのまま乗り
入れるものもあるが、多くはこの駅止まりで、本線の終点の和歌山市駅に行くにはこ
こで乗り換えることになり、その本数は1時間に2本程度である。
僅か6分程度の乗車で終点に到着すれば、384.2Kmにも渡る紀勢本線の乗り潰し
は終わる。



 私鉄の南海本線も乗り入れる和歌山市は、和歌山県の県庁所在地で人口はお
よそ36万人、紀ノ川左岸に開けた町で、その中心市街地はどちらの駅からも少し
距離がある様だ。



 江戸時代には徳川御三家の一つ紀州徳川家の城下町で、和歌山城を始め近隣
には雑賀衆ゆかりの場所や名所・旧跡も多いようだが、例によってゆっくりする暇
もなく、折り返しの便で慌ただしく和歌山駅に戻るのである。(続)



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