簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ならぬものはならぬ

2013-09-09 | Weblog
 現役の頃は仕事柄、日がな一日、退職後も家にいる時は、殆どの場合
午前中の3時間ほどはパソコンに向かっている。
今まで結構目を酷使してきたように思う。
 こんな生活を続けていても、目が乾く、ごろつく、シカシカするなどと言う
トラブルは殆ど経験することも無かった。
 それでもたまに、目の疲れを覚えることが有ったりすると、気休めに市販
の目薬を一二度使ったりする。



 こんなわけだから、目薬を差す事に関しては多くの経験もなく、自慢では
ないが全くダメで、下手でまともに差せたためしがないから、ある日突然白
内障と言われ、日に4回も目薬を差さなければならないと成ると大変である。



 滴下が早いか、瞼が早いか・・・いつもこんなバトルが繰り広げられる。
僅かに後れを取った滴は、無残にも瞼の上を滑り、鼻の脇を伝い、そして
唇を濡らす。こんな時、苦いような、塩っぱいような酸っぱいすえた様な
不思議な味の挫折感を味わうのだ。



 時には、いち早く落ち込んだ滴が目に染みて、口の奥でこんな味が微か
に感じられればしめたものである。



 こんな具合だから、当然目薬の消費は異常なほどに早い。
診察の折、恐る恐る先生に「あの・・目薬がもう・・・」と告げると、「もう無く
なっちゃったの?」「1本が一か月の目安なんだけど・・・」、揚句「使いすぎ
は自己負担に成るかも・・・」などと脅され・・・。
でもねぇ先生、「ならぬものはならぬ」のです。(続)


(写真は鳥取・白兎海岸、本文とは無関係)



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