簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

美作追分駅(JR乗り潰し・姫新線)

2018-02-21 | Weblog


 特別に「何を」と言うわけでもなかったが、駅名に引かれ降りてみた。
ここは姫新線の美作追分駅、「追分」と言う言葉の響きに何となく郷愁
を刺激されてのことだ。



 一面一線の長い単式ホームを持つ駅に到着したものの乗客はなく、
降り立ったのはたったの一人でホームは閑散としている。
慌ただしく次の駅を目指して電車が出て行くと、周囲には物音もなく、
静まり返る中で、時折鳥の鳴き声だけが聞こえてくる。



 ガランとした構内を抜けると、広場の先、道路の向こう正面に小高い
山が有り「河内村立 追分公園」の石碑が建っている。
村立と言うから現在の真庭市になる以前に整備された公園だと知れる。
ここから見える山肌にはどうやらツツジが植えられているいるようなの
でその名所らしい。



 振り返れば駅舎は大きな三角屋根を持つ中中に堂々とした建物で、左側
には「キリタローの館」と名付けられたメルヘンチックな可愛らしい塔の
ある建物が併設されている。



 後で知ったのだが、この建物は平成8年に建て替えられ、その折地域
の活性化施設として設けられたもので、ここでは折に触れイベントが行
われると言う。このキリタローと言うのは、この地が県下でも有数な濃
霧地帯であることから、霧をモチーフにしたキャラクターらしい。
あの霧の摩周湖には兄弟もいるそうだ。



 今晩の宿を取った津山に戻る電車までは1時間半ほどあるので、町を
少し歩いてみる。と言っても駅の周りには何もなく、余り広くもない道
を歩いて街道の追分を目指すことにした。(続)



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