簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

日本海側気候(JR乗り潰しの旅・大糸線)

2021-06-04 | Weblog
 川の流れ方向を分ける分水嶺は、気候をも分ける境界線らしい。
信濃川水系と姫川水系を分ける佐野坂峠の分水嶺を境に、南側は中央
高地式気候、北側が日本海側気候に分類されている。

 中央高地式気候は、周囲を高い山に囲まれた盆地の気候を言い、冬
の気温は低く厳しいが、雪は比較的少ないらしい。
それに対して日本海側気候では豪雪地帯が多くなると言う。





 大糸線は、稲尾駅や海ノ口駅では木崎湖を、その先の簗場駅では中綱
湖に続く青木湖の所謂「仁科三湖」を左手に見ながら北上してきた。
これまでの大町側でも寒さは厳しく積雪もあったが、沿線はここからは
一段と寒さも増す雪の多い白馬村で、所謂多雪地帯、豪雪地帯などと呼
ばれる地域に入ってきたようだ。





 白馬村から小谷村にかけての車窓は、深い雪に覆われた白一色の世界
が展開する。廻りは比較的傾斜の緩い山並みが続き、広々としたスキー
場を目にすることも多くなる。

 特に白馬村は、夏は冷涼な避暑地として、冬はスノーリゾート地とし
て人気だ。白馬山麓のスキー場は、大正時代に始まり、昭和27(1952)
年には日本で最初のスキー場リフトが架けられたことにより爆発的な人
気を得たという。





 国内では最大規模の八方尾根スキー場を初め、栂池高原や、白馬に代
表される大きなスキー場等が目白押しで、広大なゲレンデやリフト等が
車窓からも見える。

 またそれを取り巻く様に、リゾートホテルと思われる建物や、旅館や
民宿、ペンションなどの宿泊施設が雪の中に立ち並ぶ様もあちらこちら
にあり、しばし車窓を楽しませてくれる。(続)




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