簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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飯田線の難読駅 (JR乗り潰しの旅・飯田線)

2021-02-19 | Weblog

 良くは知らないが同じ漢字圏でも中国や韓国等は、一つの漢字の読み
は一つしか無いらしい。
ところが日本語で使われる漢字には、幾つもの「読み」が存在する。
しかも中には、その地方だけの独特の読みがあったりもする。
結果日本全国にややこしい難読地名、難読駅名が存在することになる。





 飯田線の平岡駅の次の停車駅は、為栗である。
是もそんな難読駅の一つと言われ、「してぐり」と読む。
JRの駅名は「ぐり」と濁るが、近くに架かる「為栗橋」は、「してく
り」と濁らない。
同じ所在でも、このように違うこともあるようだ。





 この為栗も難しいが、平岡の手前の鴬巣も「うぐす」とはなかなか
読めない。1面1線の単式ホームを持つ地上駅だが駅舎は無く、小さ
な待合室がホームにあるだけだ。
駅は天竜川とその岸辺にひっそりと佇む集落を見下ろす高台に有る。

 余談になるが、宮崎県日南市には同じ漢字表記で、「おおさ」と読ま
す港町があるがとても読めたものでは無い。
 真意の程は知らないが、むかし閉鎖性の強い民人が、集落に入り込む
余所者を見分ける為に、敢て難しい読みにした名残との説もあるらしい。





 これまでに通り過ぎてきた駅では、
出馬は「いずんま」、
水窪は「みさくぼ」、
大嵐は「おおぞれ」が有り、
この先にも温田は「ぬくた」、
駄科は「だしな」、
毛賀は「けが」、
沢渡は「さわんど」など、難読と言ってもいい駅名が幾つもあり、
さらに鼎は「かなえ」とよむが、書くことも中々に難しい。
この路線には、94もの駅が有るだけに、このように難読と言われる地名・
駅名も多いようだ。 (続)




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