簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

飯盛山

2017-11-08 | Weblog
 飯盛山は会津若松市の東部にある314mほどの小高い山で、山の姿が飯を盛っ
たようにこんもりとしていることから名付けられた。
1700年ほど前に造られたと言う前方後円墳が山頂にあり、隠れキリシタンの祠や、
地元住民の墓地などもあり、以来この地の信仰の対象となっている山でもある。





 会津若松駅前から真っ直ぐ東に2キロ程向かうと、道路の正面に聳えている。
町中周遊バスなら五分ほどの距離である。





 市内でも有数な観光地で、年間の観光客数は200万人近いと言う。
麓には土産物屋や食事処が沢山建ち並んでいる。
その店先では名物の玉こんにゃくや作り立てのあわまんじゅうなどが売られている。



 山を登るには二つのルートが有り、その一つが、土産物屋が建ち並ぶ通りの奥に
見えている、183段の石段を上る道である。
もう一つは二台のスロープコンベアー(動く歩道)を乗り継ぐ道で、こちらは有料なが
ら足腰が弱い人でも容易に利用することが出来る。

 山頂からは会津の市街地が一望でその中央に聳え立つ鶴ヶ城を認めることが
出来、また遠くに目をこらせば天気さえ良ければ会津のシンボル、磐梯山の雄姿を
望むことが出来る。



 ここは白虎隊ゆかりの悲劇の地として、また会津藩少年兵士たちの鎮魂の地と
して知られていて、山頂には隊士の墓や自刃の地がある。

 山を下る道は上りとは別ルートとなっていて、その途中には国の重要文化財に
指定されている珍しい「さざえ堂」(通称)や厳島神社、戸の口堰洞穴、白虎隊記
念館などの見どころも多い。(続)

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