簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

秋田犬のふるさと(JR全線乗潰しの旅)

2012-09-24 | Weblog
 “立佞武多の館”から駅に至るメインストリートは、祭りの運行道路に
あたるため道幅を広げる工事中で、電線の地中化工事はすでに完了し,
広々としていた。



 五所川原駅に戻り、ここからは弘前に向かう。
ホームを渡る跨線橋の向こうに津軽鉄道の車両が見えている。
この鉄道は、日本では最北を走る私鉄の列車である。



 オレンジ色の新造車両は“走れメロス号”と呼ぶらしい。
この津軽鉄道の運行は凡そ1時間に1本、奥津軽と言われる津軽中里までの
20.7キロをおよそ40分で結んでいる。



 沿線には太宰治に因んだ場所があり、ファンの訪問も多いと聞いた。
また、冬のストーブ列車、夏の風鈴列車、秋の鈴虫列車や、正月列車、合格
列車などユニークな企画の列車が人気を呼んでいるようだ。



 津軽富士・岩木山は、益々近くに見えるようになった。
車窓から見る景色も、広々と広がる穀倉平野や、いかにも津軽らしい田畑の
光景が展開する。



 途中の板柳は日本一のリンゴの里を目指す町、駅の近くの板柳町ふるさと
センターでは、リンゴを使ったランチがいただけるらしい。
 林崎のホームには、小さな実を一杯に付けたリンゴの畑が迫っている。



 大館には15時37分に到着した。
駅のホームには、比内鶏、きりたんぽと並んで秋田犬の像が置かれ、
“ハチ公神社”として祀られている。



 ここは東京・渋谷で、銅像にもなった有名な“忠犬ハチ公”の生まれ故郷
であると同時に秋田犬の故郷でもある。



 駅前の広場にも“忠犬ハチ公”と“秋田犬の群像”の二つの像が仲良く並び、
人なつ気に旅人を出迎えている。(続)






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