簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

肥後の国の一宮(JR乗り潰しの旅)

2012-05-18 | Weblog


 豊後竹田の“廉太郎トンネル”を出てすぐのところにお菓子屋が有り、竹田の
銘菓・三笠野の焼き立てが食べられると言うので、看板に誘われて入ってみた。
 奈良の春日野に因んだ三日月様のお菓子で、香ばしく焼き上げた皮に自家製
のこし餡が包まれている。
アツアツがあると言うので、幾つか買い込んで車内に持ち込む事にする。



 列車は豊後竹田から、右に左に小さなカーブを繰り返しながら急坂登りに挑む。
高度が上がり冷え込んで来たのか、豊後萩を過ぎ県境を越える辺りで白いものが
舞い降りて来た。標高754メートル、九州内では、一番高所に有る波野駅を過ぎ、
目の前を塞ぐ外輪山を坂ノ上トンネルで駆け抜けると、いきなり眺望が開ける。



 そこには周りを山々に囲まれた阿蘇の大カルデラが広がっていて、列車はそこ
に開けた宮地の町に向かって坂を駆け下りて行く。

 豊後竹田からは40分余り、阿蘇神社の門前駅宮地は、社を模した赤い大きな
屋根が印象的だ。



 駅前から続く県道を15分ほど歩くと、“肥後の国の一宮・阿蘇神社”が有る。
仏閣様式・二層構造の重厚な山門は、日本三大楼門に数えられ国の重要文化財
に指定されている。




 
 境内には銅板葺屋根・総欅造りの三棟の社殿が荘厳に立ち並ぶ。
その中の十二の宮には十二柱の神が祀られていると言う。
境内前の駐車場で、氏子たちがしめ縄造りに精を出していた。(続)




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