10月8日、飛鳥にある「奈良・万葉文化館」の開館10周年特別展を観て来た。
目当ては、粟原寺三重塔伏鉢(国宝・直径76.4cm)のホンモノを見るため。
感動モノです。1300年以上前に刻まれた、わが村の名前の「忍坂川」がハッキリと・・・。
そして、「仲臣朝臣大嶋」や「比賣朝臣額田」の文字も・・・・。
→ 「国宝・粟原寺三重塔伏鉢」 開館十周年記念特別展・書籍より転用
このブログでも何度か紹介しています、わが村にある「重文・石位寺 薬師三尊石仏」は、「比賣朝臣額田」の念持佛・・・つまり万葉歌人・額田王(ぬかたのおおきみ)の念持佛なのです。
何度も何度も目を凝らし・・・目にも心にも焼き付けてきました。
→ 額田王の念持佛「重文・石位寺薬師三尊石仏」
そして嬉しいことに、その隣には、最近調べ始めた「威奈大村骨蔵器」(国宝・直径24.4cm)があったのです。
先日も、この骨蔵器が掘り出された和州葛下郡馬場村(現・奈良県香芝市穴虫)を訪ね、また、保管されている京都国立博物館(大阪・四天王寺所有)を訪ねようと思っていたところだったのです。
この金銅表面の刻銘から、額田王の父を諱名の高見王と認定した尾山篤二郎氏の説が著された『万葉集大成・「額田姫王攷」』を読み解いていきたくて・・・その矢先のご対面・・・。
→ 「国宝・威奈大村骨蔵器」 開館十周年記念特別展・書籍より転用
額田王と結びつく、二つの刻銘・・・。
万葉文化館の、今回の催しと演出に感激させて貰いました。
どう考えても額田マジックとでもいうんでしょうか。世の条理ではかんがえられないような出来事でしたね(笑)
来月もう1度みられるチャンスが訪れそうですので、再度目に焼き付けておこうと思っています。それまでに例の文献が手元に届くといいなって思っています。
あっ、英語の歌は歌いますが、英会話は中学生レベルですので、決して英語では話しかけないで下さいねっ(笑)