邦画ブラボー

おすすめ邦画(日本映画)のブログ。アイウエオ順(●印)とジャンル分け(★印)の両方で記事検索可能!歌舞伎、ドラマ感想も。

「砂の器」デジタルリマスター版

2021年01月10日 | ★人生色々な映画

 

「砂の器」を「日本映画専門チャンネル」

でフル再見し、

改めて今回 主人公の子供時代を演じた少年の演技に注目しました。

父親役、加藤嘉との別れのシーンは緒形拳ではなくても

もらい泣きです。

 

この子に一切台詞を言わせなかった野村芳太郎監督の演出は

素晴らしい。目が、哀しく鋭い眼差しがすべてを語っているんです。

 

加藤剛にも心の中を吐露する台詞は全くありません。

全て回想シーンと丹波哲郎の語り、そして音楽で表現されています。

 

この少年春田和秀君はその後・・?と調べてみたら

衝撃的なインタビュー記事をネットで見つけました。

中学3年で引退、そして子役だった華やかな(我々から見たら)過去を消すように

名前も平仮名に変えていたとか・・

 

椿三十郎、素浪人春夏秋冬、そして和賀英良もそうですけど

匿名 偽名を使うのには

その人にしかわからない理由があるものなのですね。

 

日本映画専門チャンネルにて