家族で海外旅行 最終日
空港へのシャトルバスの時間まで
兄とホテル前をブラブラしている
ホテルも大きく、その前の
コンクリート舗装のスペースも広い
端にガラス張りの温室みたいな部屋があり、
石造りの碑みたいなのや植物が見えて、
写メろうとするが
いろいろ邪魔でいいアングルが
とれずに諦める
私:意外と楽しい旅行って
帰ると写真が少ないんだよね
振り返ると自然豊かな景色が広がっている
遠くは山脈で、少し離れた所には
巨大なトピアリーが2つほど見える
私:トピアリーすごい! あれ、違うのか?
この写真撮っとこ
兄:オレも
まだ時間があるから
お土産でも見ようと
ホテル内をウロつくが
店はほとんどないから諦める
奥まで行くと
急にガランと広い
ホームセンターみたいな所に出て
私:
ここに店があるんだ
でも、大したものはなさそうだね
日本にもあるモノばっかり
店の1/3くらいしか棚がなく
中央がレジでガランとしている
手前と右のほうに棚が集まっていて
ザっと見ると、
洗面器や皿などの日用雑貨が多い
洋服も少しあるが
センスが悪くて買うものはない
時間潰しにブラブラと見ながら
デニムシャツが一番マシだけど
普段着ないし、鏡であてても
全然似合わないから
ハンガーを戻す
友だちをふと見ると
スタッフといつのまにか
服がソックリ入れ替わっていると
困って私に言う
私:
(着替える場所もなさそうだから)
1枚ずつ着替えていけば?
2人は試してみるが
何枚も着こんでいて
時間がかかるしムリそう
よく見ると2人とも似てるから
私:
もうそのまま着ていっちゃえば?
持っているモノ、貴重品だけ
出してもらって
ポケットからいろいろ出して
もらうことにする
英語圏の国ではないから
店員も英語が通じず、
現地の人々はみんな人が良いが
慣習があまりに違っていて戸惑う
スタッフでも平気でこんなことするのか
と意外性をついてくるし
穏やかな笑顔
だから
怒る気もしない
いったんバスの時間をたしかめようと
ホテル横の通路を通って
裏手にある停留所に行く
テキトーな数字が書かれた
紙が2枚貼ってあるだけで
これが何時を示すのか分からない
近くにいる男性に聞くが
スタッフじゃないのか?
そこにいた小男がずっと
後を尾いて来るので
困って、知恵を働かせて
やっとまく
私:早めに(家族)みんなで集合場所に
行ってたほうがいいかも
バスの停留所が集合場所で
行くと、もうみんな整列して
待っている
あと1組の家族がいなくて
スタッフが慌てて呼んでいる
スタッフ:○○さま~
私:
そんなんじゃ(ここは広いから)
声が届かないから、
もっと大きな声で言わないと
ここからじゃ届かないよ
スタッフは、低い階段を数段上がって
広場のほうに向かって
スタッフ:○○さま~!!
と大声で呼んだら
やはり迷っていたようで
慌ててその家族がやって来た
シャトルバスといっても
窓も天井もない大型車で
詰め詰めに乗り
私は後方の右端に乗り
茶封筒に入れた本を
足元の鉄枠にひっかけるが
これじゃちょっと揺れたら
落ちるなと思い
手元に置き直すと
すぐに出発する
私:
早っ!
あのままあの家族を呼んでも
来なかったら行っちゃうくらいの
勢いじゃない?
空港へのシャトルバスの時間まで
兄とホテル前をブラブラしている
ホテルも大きく、その前の
コンクリート舗装のスペースも広い
端にガラス張りの温室みたいな部屋があり、
石造りの碑みたいなのや植物が見えて、
写メろうとするが
いろいろ邪魔でいいアングルが
とれずに諦める
私:意外と楽しい旅行って
帰ると写真が少ないんだよね

振り返ると自然豊かな景色が広がっている
遠くは山脈で、少し離れた所には
巨大なトピアリーが2つほど見える
私:トピアリーすごい! あれ、違うのか?
この写真撮っとこ

兄:オレも
まだ時間があるから
お土産でも見ようと
ホテル内をウロつくが
店はほとんどないから諦める
奥まで行くと
急にガランと広い
ホームセンターみたいな所に出て
私:
ここに店があるんだ
でも、大したものはなさそうだね
日本にもあるモノばっかり
店の1/3くらいしか棚がなく
中央がレジでガランとしている
手前と右のほうに棚が集まっていて
ザっと見ると、
洗面器や皿などの日用雑貨が多い
洋服も少しあるが
センスが悪くて買うものはない
時間潰しにブラブラと見ながら
デニムシャツが一番マシだけど
普段着ないし、鏡であてても
全然似合わないから
ハンガーを戻す
友だちをふと見ると
スタッフといつのまにか
服がソックリ入れ替わっていると
困って私に言う
私:
(着替える場所もなさそうだから)
1枚ずつ着替えていけば?
2人は試してみるが
何枚も着こんでいて
時間がかかるしムリそう
よく見ると2人とも似てるから
私:
もうそのまま着ていっちゃえば?
持っているモノ、貴重品だけ
出してもらって
ポケットからいろいろ出して
もらうことにする
英語圏の国ではないから
店員も英語が通じず、
現地の人々はみんな人が良いが
慣習があまりに違っていて戸惑う
スタッフでも平気でこんなことするのか
と意外性をついてくるし
穏やかな笑顔

怒る気もしない
いったんバスの時間をたしかめようと
ホテル横の通路を通って
裏手にある停留所に行く
テキトーな数字が書かれた
紙が2枚貼ってあるだけで
これが何時を示すのか分からない
近くにいる男性に聞くが
スタッフじゃないのか?
そこにいた小男がずっと
後を尾いて来るので
困って、知恵を働かせて
やっとまく
私:早めに(家族)みんなで集合場所に
行ってたほうがいいかも
バスの停留所が集合場所で
行くと、もうみんな整列して
待っている
あと1組の家族がいなくて
スタッフが慌てて呼んでいる
スタッフ:○○さま~
私:
そんなんじゃ(ここは広いから)
声が届かないから、
もっと大きな声で言わないと
ここからじゃ届かないよ
スタッフは、低い階段を数段上がって
広場のほうに向かって
スタッフ:○○さま~!!
と大声で呼んだら
やはり迷っていたようで
慌ててその家族がやって来た
シャトルバスといっても
窓も天井もない大型車で
詰め詰めに乗り
私は後方の右端に乗り
茶封筒に入れた本を
足元の鉄枠にひっかけるが
これじゃちょっと揺れたら
落ちるなと思い
手元に置き直すと
すぐに出発する
私:
早っ!

あのままあの家族を呼んでも
来なかったら行っちゃうくらいの
勢いじゃない?
