ゆがわ おさむ の 年を取りながら(H29.10.15~)

サー 残りの人生 どう生きようか 楽しく そして ノーンビリと 活きて生きる・・・ゾ

“ドゲンカ セント イカン”~6

2008-06-27 06:13:52 | Weblog
                             蕎麦 ゆかわ の 和室席

秋葉原無差別殺傷事件

17人もの死傷者を出した、惨たらしい秋葉原無差別殺傷事件。
テレビ、新聞等報道を見て、いろいろ考えさせられた。

私には、犯人をかばう必要などなにも無い。悪いのは犯人に決まっている。

ただ、この様な事件の背景には、希薄な家庭環境、荒廃した教育現場、社会、勝組だけが恵まれ、生産調整の安全弁としての非正規労働者等々、私たちが若かった頃には考えられないようなことが多面にわたりある。

学校(教育)

今、先生たちが教育に自信を失っておられるような気がする。
いろいろ理由はあると思うが、一つには「学校での生活は先生に任せたよ」と言うものが、親達にないのでは・・・と思う。
子供間の喧嘩で親が学校や先生に文句を言ったり、先生のげんこつ一つが大きな問題になったり、たんこぶでもつくった日には大問題となる。
生徒の席替えやクラス変えまで言う親がいるとか。
子供と一緒になり、先生の悪口を言う家庭もあるのでは。

先生のげんこつは暴力と言ってはいけない。
親のげんこつも暴力と言ってはいけない。
げんこつ一つできずに指導や教育はできない・・・と私は思う。

私たちがお世話になった昔の先生は威厳があった。
学校での出来事に、口出しする親はまずいなかった。
げんこつされたり、時には頬を平手打ちされたり、時には腕立て伏せ、そして物差しで尻を叩かれたり・・・そのような中で、先生はうまく指導しておられた。
そして、これもすばらしい想いでだ。
先生を恨む生徒もいなければ、家で話しても「おまえが悪いことをするからじゃ」と笑い飛ばされたものだ。

先生も人の子。
減点方式の公務員の世界。
「いらんことはしない・・・」と思ったとき、先生の個性も輝きも無くなる・・・とそう思うのですが。

みなさーん、学校でのことは教育の専門家に任せましょうよ!! 
お任せし、どうしても納得いかないときは、先生に相談してみましょうよ。
そして、子供の前では先生の悪口など決して言わない。

まず、そういう親の姿勢が、子供の教育には必要だ・・・とそば屋のおやじは思うのですが









“ドゲンカ セント イカン”~5

2008-06-25 06:06:57 | Weblog
                     蕎麦 ゆかわ の かわり冷し蕎麦(季節限定6月~9月)

秋葉原無差別殺傷事件

事件に会われた方、遺族の方、どんな思いでおられることか。
見も知らぬ、何の関係もない男に突然・・・

この様な残虐な事件が多い。
加害者の肩を持つ必要など何もない。が

この様な事件の背景には、家、学校(教育)、社会、そして本人のいろんな出来事が絡み合っている・・・と思う。

社会

今、日本で気になること

「自由」の名のもと、いろんな出来事があり、子供達の成長に大変な悪影響を及ぼしている。

[永世 死刑執行人 鳩山法相。「自信と責任」に胸を張り、2週間(?)間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」
(18日付け、朝日新聞夕刊)

「言論の自由」「表現の自由」「報道の自由」の自由をいいことにかどうかは解らないが、あまりにもショッキングな記事ではないか。
これを「筆の暴力」と言うのでは・・・

鳩山法相も人の子。
好き好んで、死刑執行などされるはずがない。
裁判で裁かれた結果を、法相として執行されているのだ。

日本を代表する、ある意味、日本の常識(と私はそう思っていた)の全国版新聞にこんな記事が載るのは寂しい。

死刑制度に対しては、賛否両論あり、いろいろ意見があることが良い。
死刑制度について、高い、深い視点から論じるのが仕事では?

法相の反論に対し、朝日新聞は「素粒子は世の中のさまざまな出来事を題材に、短い文章で辛口の批評をするコラムです。鳩山氏や関係者を中傷する意図はまったくありません」とのコメントを出した。

「すみませんでした。思慮が足りませんでした。」とコメントしたら・・・

この様な記事が全国版新聞で報じられることが、子供達に大変な悪影響を及ぼす、いや大人にも及ぼす。







“ドゲンカ セント イカン”~4

2008-06-24 09:57:02 | Weblog
                          蕎麦 ゆかわ の 洋間席

秋葉原無差別殺傷事件
たいがいの事件は、一週間もすると忘れてしまうが、今回の秋葉原の事件はなぜか心から離れない。
最近こんな事件が多いが、本当に、本当に無くなってほしい。

このような事件の背景には、家庭、学校(教育)、社会、そして本人のいろんな出来事が縦横に絡み合い、成長過程で大きく影響を与えている・・・と思うのであります。

社会

今、日本で気になる、もう一つのこと。

特に、テレビで感じることだが、

「表現の自由」「報道の自由」「言論の自由」「思想・良心の自由」等々、自由に名を借りた言葉の荒廃である。

民主主義の根幹をなすのが「表現の自由」だ。

ただ、国会討論などを見ていても、野党議員が総理や各大臣を愚弄している言葉で
まくしたてる。
何か、思うようにならない、わがままな子供が地団駄を踏んでいるようで、「我々の代表が・・・」と思うと嫌気がさし、寂しくなる。

我々の代表だ。
もう少し奥深い、品のいい言葉で言えないものか?

テレビでも、お笑いが政治問題を扱う番組で、表面だけ見れば面白いが、政治を扱う番組だけに、ウスッペラな浅い知識でメディアを通して司会をし、その言葉使いは聞くに堪えられない。寂しくなる。

視聴率だけに目がいくテレビ局も困ったものだ。

「表現の自由」「言論の自由」だから、どう言ってもいいわけではない。
我々を代表する国会議員だから、また全国一斉に流れるテレビだから、言葉の中に、どこかに相手を敬うような、日本の文化を感じるような表現をしてほしい。

相手の立場、年齢なども考えた言葉使いも、日本の文化にはある。
自由だから、正しければ、平等だから、どう言う言い方、表現をしてもかまわない・・・それはないと思う。

このようなことが、毎日テレビなどを通して流れ、子供達も見ている。
子供達の成長に大きな悪影響を与えている・・・そう思う。


私も年を取ったのかなあー・・・








“ドゲンカ セント イカン”~3

2008-06-23 22:09:29 | Weblog
                          蕎麦ゆかわ の 天ぷら盛り合わせ 

秋葉原無差別殺傷事件

本当にどうしようもない事件だ。
亡くなられた方、死んでも死にきれない・・・と思う。
最近起きる同種の残酷な事件は、家庭、学校(教育)、社会、そして本人、いろいろな問題が絡み合い、とんでもない事件の原因になっている・・・と思う。

社会

今の日本の社会で気になることがある。

例えば、給食費の不払いである。
全児童の1%、総額22億円だそうだ。
月額3500~4500円、小・中学生が3人いると月15000円ほどになる。
賃金を低く抑えられたパートや派遣社員などには大きい金額である。

月に1万円以上もかかる子供の携帯電話は当然のこととして支払ったり、パチンコ代には事欠かない親、また支払いをお願いに行くと、家には外車が有ったり・・・と
「義務教育だから昼食喰わせるなは当然」・・・と、とんでのない屁理屈をこねる。

本当に払えない家庭には、行政が援助しなければいけない。

「食育」は子供に対する親の一つの大きな教育だ。
当然、はたすべき親の義務を果たさず、恐ろしくお粗末で身勝手な理屈をこねる。

ほんの一部でしょうが、子供達の成長にとって、非常に悪影響を及ぼすことを親たちがしている。

このような親に育てられた子供は・・・



“ドゲンカ セント イカン”~2

2008-06-22 21:40:44 | Weblog
                            蕎麦 ゆかわ の ざる蕎麦

秋葉原無差別殺傷事件
なんと訳の分らない、惨たらしい、憤懣やるかたない・・・そんな気持ちで、何か気分がすっきりない。
皆さん、そんなにありませんー。

私は今時のいろんな事件の背景には、一言では言えない、家庭、学校(教育)、社会、そして本人、その中で発生したいろんな出来事が縦横に絡み合い、原因を作り出している・・・とそば屋のおやじは思うのであります。

家庭と社会の環境

自動車、電化製品等、ほしい物は何でも分割払いで簡単に手に入る時代である。
合わせてメディアを通して、まず物質面の満足を駆り立てる。         
サラリーマン一世一代の大仕事である住宅についても、融資制度が充実され、若くて家を建てたり、マンションを買われる方が多い。   
ある意味で非常に便利で、また困った時代でもある。

方や、経済はグローバル化し、生産拠点が賃金の安い中国、東南アジア、インド等に移る中、国内企業も低コストを余儀なくされ、長時間労働や低賃金、そして生産調整がやり易い不正規労働者による労働力調達等に流れ、7~8割(?、感じの割合です)の労働者は大変厳しい生活環境である。

家庭の基本は、まず一番「心 和む」場所でなければいけない。
特に、子供にとっては「心 和む」ということが大切だ。
 
しかし、そんな家庭・社会環境の中で、特に子供たちにとって、家が「心 和む」場所とするにはなかなか難しいことが多い。

学校での友達との出来事、また先生に叱られたことなどを話す、そして聞いてくれる人がいる。
子供の良い点はほめられ、悪い点は注意し、合わせて「相手の気持ちは、こうだったんではないの・・・」と相手の気持ちも理解できる会話が家庭にあることが大切だ。

そのような家庭・社会環境であれば、本気で生活のあり方を考え直さないといけないのでは・・・と思う。

子供にしてやりたいができない・・・その訳を社会等に求めても解決はできない。

自分たちの子供が立派な社会人となるように、子供のために生活のあり方を工夫した生活のリズムを作ることが必要な事のように思える。

そば屋のおやじが大きな事を言いましたが、十分自分の反省も含め申し上げました。













腰が痛い!

2008-06-21 17:07:50 | Weblog
玄関横の梅の木の下にビッシリさつきが植え込んである。

そのさつきは、最初は15cmほどの丈で可愛らしく、いい感じだったが、今は30cm~40cmに伸び、うっとうしく感じるようになった。

そこで、先の店休日に一部を残し約20本ほどのさつきをひっこ抜いた。
植えて4年経っており、根もかなり張り、大変だった。

空間ができ、美しい庭石そして亀甲竹の根ッ子も見え、すっきりした植え込みになった。

一部を近所にさしあげ、残りを実家の庭に移植することにした。

それにしても、年だなー・・・。
5年ほど前はこのくらいの事では、なんともなかったのに、腰がかなり痛い。
そばが打てるか心配したが、なんとか打ててホッと一安心。

プレゼント!!

2008-06-19 08:25:08 | Weblog
6月15日、日曜日でそば屋の営業日。
12時過ぎ玄関のチャイムが鳴った。お客様だ・・・と女将が出迎えに。
郵便屋さんだった。

配達物を見て、ビックリ、カンゲキ・・・
次男夫婦からの「父の日 プレゼント」だ。
「今日は父の日、心を込めてありがとう。いつまでも元気なお父さんでいてください」の電報に、ステンドグラス風の夜空の絵に音楽「星に祈りを」を流すと星に明かりが点滅・・・。

と、ちょうどその時、目にごみが入りちょっと痛みがあり、涙がでた。

毎年父の日には子供たちからいろいろプレゼントがあったが、今年は断わっていた。

私がブログを始めたことを知り、今年の初め、子供たち皆でデジカメをプレゼントしてくれた。
(実はカメラがなく、長女のデジカメを借りていた)
かなり高価な物だったことより、誕生日・父の日等のプレゼントはお断りしたのだ。子供たちも金要りの年ごろになったし・・・

又、夕方には長女と次女から寿司が届き、またビックリ、カンゲキ。
そして、また偶然目にごみが入った・・・
夜は女将と二人で、寿司三昧の豪華版ディナー
久しぶりに、美味しい食事でカンゲキ、カンゲキ。


もう一人もれています。
長男・・・は。
まじめな子で、父の言ったことをシッカリ守っているのだ・・・。
それとも、何か大きいことを考えているのか・・・。
ドキドキ・・・。

こんなプレゼント、いくつになってもうれしいものですね。

サー、女将!明日から、また元気でそば屋をがんばろう!!





“ドゲンカ セント イカン”~1

2008-06-18 14:20:57 | Weblog
                              故郷の霧島連山

秋葉原無差別殺傷事件
まーなんと我がままで、勝手で、残虐な事件だ・・・すごい言葉だが、こんな言葉では済まされない、多くの犠牲者が出た。
犯人のことをどうこう言っても、どうしようもないことだが、7人殺し10名の重軽傷者を出しながら、警察官が拳銃を向けるとナイフを投げ捨てた・・・とのこと。
徹底して抵抗してみろ・・・というわけではないが、
拳銃を向けられ、わが身に危険がせまると、とたん今まで自慢げに振りかざしていた凶器を捨てる。
どうしようもない身勝手さとひ弱さを感じる。

今朝もテレビで言っていたが、同種の事件が今年になって5件起きているとのこと。
全犯人が「相手は誰でもよかった・・・」と言っている。

最近、頻発しているこのような事件は何が原因なんだろう・・・とそば屋のおやじも考え、悩むのである。

“ドゲンカ セント イカン”

「そう簡単に解決ができるほど、単純なことではない」・・・そば屋のおやじは、そう思います。

家庭、学校(教育)、社会そして本人の四つ巴だろう・・・。
そして一年や二年で出来上がったものでなく、20年、人格形成の長い間にいろんな要因が絡み合い・・・

だとすると、特効薬などあるはずもなく、国を挙げての地道な取り組みが20年後少しづつ変わっていく、と言うか効果の確認ができる・・・と思う。

であれば、早く皆で取り組まなければ・・・。









そば打ち道場くじら館

2008-06-16 15:45:44 | Weblog
今日16日は20年前期2回目のそば打ち教室の先生だ。

今日は女性8人の受講生。
9時30分から12時まで、皆さんそば打ち体験だ。

全員初めてのそば打ち・・・と言う事でしたが、さすが女性。
手際良く、特に麺切りは皆さん細く、「本当に初めてかな?」と思うほどきれいに切られた。

晩御飯は、天ぷらを付けて、天ざるにしよう・・・とうれしそうだった。

うれしいことだ。こんな話を聞くと、疲れもいっぺんにふっ飛ぶ。


最初の想い~2

2008-06-06 15:36:21 | Weblog
                             蕎麦ゆかわ の そば会席

一人の立派な考え方は、受け継がれていくうちに、薄れていく。
薄れるだけなら、まだ良い。
薄れた中に、受け継いだ人の考え方が入り込み、最初の教えはどこえやら・・・

吉兆の創業者 故湯木貞一氏の教えは
         「一期一会のおもてなしの心を大切に」
                         であったとのこと。

仕事がうまくいかないうちにはこの教えは、なかなか頭から離れないだろう。
「うまくいかない訳が自分にある・・・」と
接客だったり、技術だったり・・・。

そして良くなるように努力する。

故湯木貞一氏は
一代で東京サミットで他の有名料理店を押しのけて日本料理担当に選ばれ、世界的に知られる高級料亭をつくり上げた。

この地位を築いた背景には、故湯木氏の才能だと言われる。そして、人数倍の努力があったのだろう。
しかし、全てが順風満帆ばかりではなかったろう。
一度や二度は大変なこともあったのでは。
そのことが「一期一会のおもてなしを大切に」と言う「食の心」を生んだのだろう。

問題は
ごく当たり前のようにお客が来る。
他と比し、特段の努力なしで儲かっている。

もし、お客さんが来なくなったら・・・なんて考えなくてよい。

人一倍の苦労のなかに、
       本物の「食の心」を自分で見つけ出すのだろう。教えでなく。

チッチャナそば屋ですが、志だけは高く。
     でないと、私には、そば屋をやる意味がないのです。