サングラハ教育・心理研究所の会報『サングラハ』の第150号が出ました。
読者のみなさん、昨日発送が終わりましたので、まもなくお手元に届くと思います。お待ちください。
創刊からいつの間にか25年=四半世紀が経ちました。「無常迅速」を実感してもいますが、志は「無住処涅槃」1)2)にありますので、そういう極限的に長い目でみれば、ほんのちょっとした「通過点」に過ぎないので、あまり騒ぎ立てず、いつもどおりに発行しました。
お陰さまで、本号もきわめて充実した内容になりました。
筆者の原稿「唯識心理学――仏教・唯識とコスモス・セラピーの融合」は、特別意識したわけではありませんが、創刊以来、いやそれ以前からの筆者の仕事の総まとめ的な文章になっています。
筆者の仕事に持続的に関心を持ってくださっている方々には、ぜひ読んでいただきたいと思っています。
また、羽矢辰夫氏の「新・ゴータマ・ブッダのことば」はまさに仏教の創始者が何を教えたのか、原典にさかのぼりしっかりと把握しなおす試みで、力作の連載になっていきそうです。
また、他の三氏の原稿は、それぞれ持続可能な社会に向けて何が必要か、西洋近代のどこに問題があったのか、かなり高度な持続可能な社会だった江戸期の日本はなぜそうだったのか、きわめて興味深い論考になっています。
ぜひ、ご覧ください。
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