思惟石

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レックス・スタウト『毒蛇』おもしろかった

2018-03-19 14:24:44 | 日記
私立探偵ネロ・ウルフ シリーズの第一作目です。
訳は佐倉潤吾のハヤカワミステリ文庫で読みました。
表紙のイラストが良いなと思ったら、和田誠。
さすがです。
現在は絶版なのかな?
ざんねん。

ずいぶん昔に『料理長が多すぎる』を読んだ気がするのですが
ほとんど記憶になく(ぽんこつなもんで!)
おかげさまで純粋な気持ちで読めたよ!
楽しかったよ!

ご存知の方も多いと思いますが、
ウルフシリーズは
美食と蘭を愛する巨漢探偵のネロ・ウルフ
(安楽椅子探偵ってやつですね)が主役。
ワトスン役のアーチーがよく動き、よくしゃべり、
ついでに物語の一人称も担当します。

読み始めの前半で思ったのが、
ちょっと訳が古いのか、
それとも計算尽くなのか、
アーチーの一人称がラフすぎやしないか
ということ。

なんですが、
読んでいるうちに慣れてきました。

良い歳したアーチーの驚きのセリフが「えーっ」ですよ。
こっちが「えーっ」だよ!
と思っていたのも束の間で、なんか可愛くなってきた。
〜なんだ。等の語尾も、何かと「ニヤッと」笑うのも味わい深くなってきた。

『料理長が多すぎる』も
和田誠イラストのハヤカワミステリで読もう!
と思ったら、訳者が変わってますね。
どんな感じなんでしょう(記憶ゼロ)。

なにはともあれ、読んでみます。

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