~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

19/8/22(木)「阪南市子育て拠点再構築方針(素案)」にかかる保護者等説明会④~市役所会議室~

2019年08月22日 | 子ども・子育て
「阪南市子育て拠点再構築方針(素案)」に関する説明会の4回目。
今日は、市民対象ということで、
市役所会議室での開催でした。

参加されていたのは、
議員5名を入れて12名。
先日の尾崎保育所での説明会に参加できなかったという保護者の方が1名、私立の認定こども園に通う保護者の方が1名、
あとは対象児を持たない市民の方が5名でした。

Q:尾崎中学校跡地は、ハザードマップで南海トラフ大地震の津波浸水区域ではないのか?
A:浸水区域に指定されているのは、体育館の一部。新築されるのはグラウンド部分なので、浸水区域ではない。

Q:周りの部分も浸水区域になっているので、被災したら孤立するのでは?わざわざそんな場所を選んだのはなぜ?
A:尾崎幼稚園と尾崎保育所を統合してできるこども園は尾崎地区で、ということと、どちらも老朽化が進んでおり、整備を急ぐことから選んだ。

Q:老朽化ということでは下荘保育所も、安全の面から今すぐでも移転すべきでは?
A:今すぐできればいいが、財政的に難しいので、優先順位をつけている。下荘保育所は、津波浸水区域ではないので、尾崎より後になっている。

Q:働く家庭にとって、保育所はなくてはならないものだし、まちづくりという点からも、幼稚園、保育所の存在は大切だと思う。内容にはあまり触れられなかったが、説明してほしい。
A:公立私立、幼稚園・保育所・こども園、どこを選んでも同じ保育・教育が受けられるよう、ラウンドテーブルの場で協議して調整を図っていく。

Q:説明では、「子どもたちがどう育つか」といったことが感じられなかった。保護者の方と話したが、ギリギリのスケジュールでの説明会で、意見など考える余裕がない、と言っていた。公立をなくしていく方向が感じられる。
A:民間のこども園になるのは、「建て替えをしなければならない」状況が「早期に」あったからであり、公立をなくそうとしているわけではない。

Q:ラウンドテーブルには、保護者も入るのか?
A:公立私立の幼稚園、保育所、こども園の関係者が集まって、どこに入っても「同じ教育、保育が受けられる」ことをメインに考えている。

Q:私立の認定こども園に通っていて、自分自身は不安や不満はないが、公立幼稚園に通う保護者の不安はわかる。今後、運営団体を募集するにあたっては、その内容や経過が見えるようにしてほしい。
保育料の無償化にあたっては、実費がいくらくらいかかるのかなども情報がほしい。
A:見えるようにしたい。

Q:「パブリックコメント」や質問により、案が変更されることはあるのか?
A:内容によってはありうる。いただいた意見は、「市の考え方」とともにお示しする。

少し簡潔にしていますが、
だいたいのやりとりです。

~市の説明で気になったこと~
●「ラウンドテーブル」は子ども・子育て会議で出た、という説明があったが、「ラウンドテーブル」については、それ以前の会議では話題になったことがないのに、「突然、事務局案として提案があった」と記憶している。公立幼稚園、保育所、私立のこども園の代表から積極的な賛成はなかったけれど「反対」意見もなく決まった、という印象がある。それが、今、子育て拠点再構築のキーワードになっているのに、違和感がある。

●「子ども子育て会議」や「子育て拠点整備特別委員会」で話し合われ決定、という説明にも違和感がある。すべて行政が作っている案に、疑問はあっても「反対」でなければ通る。

●最後に市長から「ここに来られない方もいるので、現場の方でも説明など対応していく」とのコメントがありましたが、対象は幼稚園や保育所の保護者だけではありません。まだどこにも所属していない子を持つ保護者への対応、抜けてませんか?

説明会は、あと2回。
とりあえず、全回出席します。