今日は、議会の2日目。
朝、
夕飯の準備をしていたらバスの時間に間に合わず、
大雨の中、自転車で事務所へ。
びしょ濡れのカッパと長靴を履き替えて、
市役所に向かいました。
引き続き、
昨日の私の一般質問の報告をします。
【SDGsについて】続き
●Goal 5「ジェンダー平等」の実態と具体的施策について
・平成28年の意識調査によれば、阪南市においては、「男性が優遇されている」と感じている市民が男女ともに多い。施策としては、啓発講座の開催や街頭でのキャンペーン、広報の記事掲載など。
・学校現場では、「平等である」という回答が半数以上。授業の中では、道徳、特別活動、家庭科などで学ぶ機会がある。教員の研修としては、教育委員会主催で、幼稚園、保育所、こども園などもいっしょに行っている。今年度は、性的マイノリティについての研修を予定している。
➡たしかに、学校ではさまざまな取り組みを行っているが、社会に出ると社会通念に流されて、啓発はしても意識まではなかなか変わらない気がする。
女子の制服のスカート着用も、あまり重要視されず、変わらないままである。スカートが苦手な女子もいるという想像力が感じられない中、来春統合する鳥取中学校で、女子のズボン着用が選択できることは、大きな1歩だと思う。ぜひ、他の学校でも、さまざまな思いの子どもたちがいることを想像してみてほしい。
・市民との連携としては、男女共同参画をめざす活動団体(答弁では「女性活動団体」と言っていたが、ちょっと違う。訂正してあげればよかった)と協働で「ハートフル講座」を開催したり、自治会連合会などの各種団体や事業所で構成している人権協会との共催で「ヒューマンライツセミナー」を開催したりしている。子育て中の方のために一時保育も行っている。
➡「年齢や参加者に偏りが感じられる」という私の意見に対し、「工夫を凝らしている」という回答があったが、行政は広報と、「自治会」や「PTA」など行政が関わっている団体へのチラシ配布がほとんどで、それでは役員にしか伝わらない実態を知らないのでは?と感じる。民間の団体を、もっと活用してほしいと思う。
チラシ配布だけでなく、講座内容の企画からの関わりとともに、ですが。
ジェンダーについて理解することは
、社会の弱者・少数者の権利にも気づくことで、「誰も排除しない」SDGsの取り組みにぴったりの人権研修として、ぜひさらに充実させてほしいです。
●Goal 11・12・14環境について
・プラスティックごみの回収後の処理と具体的にごみを減らすとりくみについて、昨年のプラごみとペットボトルの回収は約700トンで、泉南清掃事務組合にあるサブセンターで選別後、再生処理業者に出荷しリサイクルされているとのこと。分別への啓発やマイバックの活用を推進している。
・海岸や浜辺の清掃活動には、たくさんの市民や活動団体が協力している。すべてを把握しているわけではないが、連携して、清掃活動や啓発活動を行っていきたい。
➡実際に清掃活動に参加すると、「ごみを減らしたい」という意識が強くなるので、ぜひ、市が呼びかけて、町をあげてのとりくみに繋げてほしい。
●Goal 17「パートナーシップ」について
・市民協働を進める事業として、平成25年度から「市民協働事業提案制度」を実施、昨年までに提案13件のうち11件が成案化している。市全体で多くの協働事業にとりくんでおり、協働は着実に進んでいる。
➡私の感覚では、「市民協働事業提案制度」は、はじめたころは各団体が魅力を感じていたものの、今はあまり魅力を感じなくなっていて、説明会にもほとんど参加がない、という認識なので、もう少し議論したいのですが、今年度は2件応募があったと聞きました。応募があったから、いいのかな?
・広報はんなん6月号に、説明会の日程が掲載されていた「はなてぃアクション~阪南市行政サービス協働化制度~」。市が持つ約400の事務事業から、市民公益活動団体や事業所に受託してもらえるものがあれば、企画を出して応募してもらう。「これからのまちづくり」を、行政・市民・事業者等が一体となって行うための方策を期待。民間の新たなとりくみが効果的なのかどうかを見極めていく。3回の説明会のほか、商工会への協力依頼、地域交流館、市民活動センターへのチラシ配架、マスコミや市外施設への情報発信など、広く周知を図っている。
➡「協働」って何だっけ?というのが、私の感想。「協働」の目的は「住民自治」ではなかったっけ?「市民にできることは市民がする」ところから、事務事業の協働化制度がはじまるのでは?
事業所とか、市外の企業も対象となると、「気持ち」から「お金」に目的がブレるのではないかと不安になります。
一日限りのイベント案内なら、チラシをばらまいて周知もあり、ですが、阪南市の事務事業の委託という大事なことを、丁寧に説明しなくて大丈夫?
議場でも言いましたが、「協働」で大切なのは「ふだんのコミュニケーション」です。そこを抜いて「協働」できるんだろうか……
「協働」についての質問は、いつも「伝わらない」ストレスを感じます。
最後は、SDGsを進めるにあたっての最大のパートナーである「こどもたち」について、具体的な取り組みがあるかどうかを聞きました。
・平成26年度に、「中学校生徒会サミット」で、子どもたちと意見交換をした。今年度は、市民活動センター主催の「はんなん共創事業コンペ」で、中高生からの提案も募集する。
➡「子どもたちの提案を聞く」だけで終わらないことを切望。子どもたちをパートナーに、ということは、実現していくために「ともに汗をかく」ということです。おとなが主導ではなく、子どもたちの声をしっかり聴いて、気長に付き合うことのできる第3者が必要です。
SDGsの取り組みは、子どもたちにとっては、自分たちの未来がかかっているわけで、まさに「ワガコト」です。
その子どもたちにどんな未来を手渡すのか、おとなのホンキが問われます。
今回は、ほんの導入です。
次回以降の議会でも、
しっかり確認していきたいと思っています。
長々の報告にお付き合いくださり、
ありがとうございます。
朝、
夕飯の準備をしていたらバスの時間に間に合わず、
大雨の中、自転車で事務所へ。
びしょ濡れのカッパと長靴を履き替えて、
市役所に向かいました。
引き続き、
昨日の私の一般質問の報告をします。
【SDGsについて】続き
●Goal 5「ジェンダー平等」の実態と具体的施策について
・平成28年の意識調査によれば、阪南市においては、「男性が優遇されている」と感じている市民が男女ともに多い。施策としては、啓発講座の開催や街頭でのキャンペーン、広報の記事掲載など。
・学校現場では、「平等である」という回答が半数以上。授業の中では、道徳、特別活動、家庭科などで学ぶ機会がある。教員の研修としては、教育委員会主催で、幼稚園、保育所、こども園などもいっしょに行っている。今年度は、性的マイノリティについての研修を予定している。
➡たしかに、学校ではさまざまな取り組みを行っているが、社会に出ると社会通念に流されて、啓発はしても意識まではなかなか変わらない気がする。
女子の制服のスカート着用も、あまり重要視されず、変わらないままである。スカートが苦手な女子もいるという想像力が感じられない中、来春統合する鳥取中学校で、女子のズボン着用が選択できることは、大きな1歩だと思う。ぜひ、他の学校でも、さまざまな思いの子どもたちがいることを想像してみてほしい。
・市民との連携としては、男女共同参画をめざす活動団体(答弁では「女性活動団体」と言っていたが、ちょっと違う。訂正してあげればよかった)と協働で「ハートフル講座」を開催したり、自治会連合会などの各種団体や事業所で構成している人権協会との共催で「ヒューマンライツセミナー」を開催したりしている。子育て中の方のために一時保育も行っている。
➡「年齢や参加者に偏りが感じられる」という私の意見に対し、「工夫を凝らしている」という回答があったが、行政は広報と、「自治会」や「PTA」など行政が関わっている団体へのチラシ配布がほとんどで、それでは役員にしか伝わらない実態を知らないのでは?と感じる。民間の団体を、もっと活用してほしいと思う。
チラシ配布だけでなく、講座内容の企画からの関わりとともに、ですが。
ジェンダーについて理解することは
、社会の弱者・少数者の権利にも気づくことで、「誰も排除しない」SDGsの取り組みにぴったりの人権研修として、ぜひさらに充実させてほしいです。
●Goal 11・12・14環境について
・プラスティックごみの回収後の処理と具体的にごみを減らすとりくみについて、昨年のプラごみとペットボトルの回収は約700トンで、泉南清掃事務組合にあるサブセンターで選別後、再生処理業者に出荷しリサイクルされているとのこと。分別への啓発やマイバックの活用を推進している。
・海岸や浜辺の清掃活動には、たくさんの市民や活動団体が協力している。すべてを把握しているわけではないが、連携して、清掃活動や啓発活動を行っていきたい。
➡実際に清掃活動に参加すると、「ごみを減らしたい」という意識が強くなるので、ぜひ、市が呼びかけて、町をあげてのとりくみに繋げてほしい。
●Goal 17「パートナーシップ」について
・市民協働を進める事業として、平成25年度から「市民協働事業提案制度」を実施、昨年までに提案13件のうち11件が成案化している。市全体で多くの協働事業にとりくんでおり、協働は着実に進んでいる。
➡私の感覚では、「市民協働事業提案制度」は、はじめたころは各団体が魅力を感じていたものの、今はあまり魅力を感じなくなっていて、説明会にもほとんど参加がない、という認識なので、もう少し議論したいのですが、今年度は2件応募があったと聞きました。応募があったから、いいのかな?
・広報はんなん6月号に、説明会の日程が掲載されていた「はなてぃアクション~阪南市行政サービス協働化制度~」。市が持つ約400の事務事業から、市民公益活動団体や事業所に受託してもらえるものがあれば、企画を出して応募してもらう。「これからのまちづくり」を、行政・市民・事業者等が一体となって行うための方策を期待。民間の新たなとりくみが効果的なのかどうかを見極めていく。3回の説明会のほか、商工会への協力依頼、地域交流館、市民活動センターへのチラシ配架、マスコミや市外施設への情報発信など、広く周知を図っている。
➡「協働」って何だっけ?というのが、私の感想。「協働」の目的は「住民自治」ではなかったっけ?「市民にできることは市民がする」ところから、事務事業の協働化制度がはじまるのでは?
事業所とか、市外の企業も対象となると、「気持ち」から「お金」に目的がブレるのではないかと不安になります。
一日限りのイベント案内なら、チラシをばらまいて周知もあり、ですが、阪南市の事務事業の委託という大事なことを、丁寧に説明しなくて大丈夫?
議場でも言いましたが、「協働」で大切なのは「ふだんのコミュニケーション」です。そこを抜いて「協働」できるんだろうか……
「協働」についての質問は、いつも「伝わらない」ストレスを感じます。
最後は、SDGsを進めるにあたっての最大のパートナーである「こどもたち」について、具体的な取り組みがあるかどうかを聞きました。
・平成26年度に、「中学校生徒会サミット」で、子どもたちと意見交換をした。今年度は、市民活動センター主催の「はんなん共創事業コンペ」で、中高生からの提案も募集する。
➡「子どもたちの提案を聞く」だけで終わらないことを切望。子どもたちをパートナーに、ということは、実現していくために「ともに汗をかく」ということです。おとなが主導ではなく、子どもたちの声をしっかり聴いて、気長に付き合うことのできる第3者が必要です。
SDGsの取り組みは、子どもたちにとっては、自分たちの未来がかかっているわけで、まさに「ワガコト」です。
その子どもたちにどんな未来を手渡すのか、おとなのホンキが問われます。
今回は、ほんの導入です。
次回以降の議会でも、
しっかり確認していきたいと思っています。
長々の報告にお付き合いくださり、
ありがとうございます。