素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

不破哲三さんの講演録を読んで“原発問題の核心”がわかった

2011年05月22日 | 日記
 原発問題について連日、膨大な報道がなされている。事の大変さは想像以上であり、深刻であるということは日増しに強く感じるようになってきた。しかし、たくさんの情報の中で、私自身 “今までのこと”“今のこと”“今からのこと”についての整理ができなくて五里霧中というのが正直なところであった。

 先日の毎日新聞で、客員編集委員の岩見隆夫氏のコラム“近聞遠見”の中で「トイレなきマンション」という題で原発問題にふれていた。いっこうに見通しの見えない現状を憂えた後に続けて ・・・そんななか、14日付の共産党機関紙“しんぶん赤旗”に3ページにわたって掲載された不破哲三社会科学研究所長(81)の〈原発災害講義〉は出色だった。日本の原発について歴史的、体系的に振り返り、なにしろわかりやすい。 不破が同党の書記局長、委員長時代、三木、大平、鈴木、小渕の四つの自民党政権下で追及してきた実績が講義の裏付けになっている。二十数年間、原発災害という同じテーマで質問し続けた唯一の政治家だ。(中略)原子力への理解を深めるためにも、不破講義の一読をおすすめしたい。分量は400字原稿用紙50枚ほど・・・・とあった。

 “しんぶん赤旗”を購読している人は知っているが、借りるのも1週間余り前のものだし、唐突すぎるかと思ったので共産党のホームページからたどり着いた。“「科学の目」で原発災害を考える”というタイトルでA4用紙7ページの分量であった。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2011/20110510_fuwa_genpatsu.html

 “今までのこと”“今のこと”“今からのこと”が1本につながり、今飛び交うさまざまな情報を見る時の視点が定まったように思える。心、関心のある人には思想信条を越えて読んでほしいと思った。

 原発災害は思想信条にかかわりなく根こそぎ生活を破壊するものだから。
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