素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今年もあと7日。暖かいクリスマスです。

2009年12月25日 | 日記
玄関先から中に引っ越したフクシア(ホクシャ)がガラス越しのおだやかな日ざしの中で、『女王様の耳飾り』と称されている可憐な花を咲かせている。高温多湿が苦手な花だが、うまく夏を乗り切ったので、今度は冬を上手に越させたいものである。


 昼下がり 兄弟げんかを いましめる 隣家の母の 声に微笑む

 クリスマスプレゼントの取り合いか、庭で花に水をやっていると隣の家から「そんなに喧嘩ばっかりしてるとサンタさん、もう来ないよ」「あれがいい。これがいい。と言わないの」「あんたの字が下手やからサンタさん、ちゃんと読めなかったんや、もっと字の練習し」と母の声。

 クリスマスプレゼントとはなつかしい。クリスマスイブとクリスマス、少し感傷的に思い出にひたる特別な雰囲気を持つ日でもある。鳥海さんの二首。

 蕾そろうシャコサボテンの鉢を置く 聖夜にありて 想う人あり

 思い出は少しさみしく さはあれど 今日の窓辺のクリスマスローズ

 暖かいので、外の用事を済ませてしまおうと、それぞれの家が気ぜわしく動いている。やっと年末という気分になってきた。 
コメント
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