某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

また「はだしのゲン」ですいません

2014-08-10 03:36:53 | 楽しい企画
 この映画には私でも知っている「有名」な俳優さんが出演しています。三国連太郎、左幸子。残念ながらあとは名前を知りません、よく見る顔ばかりなのですが。初めて見ました、それも申し訳ない話ですが。
 随分前の映画なのに、今の私達の気持にピッタリでした。広島に原爆が落とされ、かろうじて生き残った母親(左幸子)が最後に叫びます「天皇陛下様、あなたは戦争を止めてくださいました。ではなぜ、戦争を始めることを止めて下さらなかったのですか」(文言は違うかもしれません。意味したことだけです)今こんなことを言ったら仕事を乾されるでしょう。時代が右に回ってきているのを感じます。
 今多くの俳優さんたちが、原発問題や秘密保護法、集団的自衛権容認などについて発言しています。凄いと思います。下手すればそれだけで乾されてしまう。仕事の注文がなければ終わりでしょう。干されないためには、こういう問題には触れない生き方をしなければならない。昔もあまり変わらなかったのでしょう。
 戦時中多くの芸人が前線の将兵の慰問に行き、「若い彼等を慰めたかった」と戦後ひと頃までは弁解していました。近頃は良い事をしたみたいに言ってます。そういうのを聞く度に「所詮彼等は権力におべっかをつかい、寄生して生きる虫だから」と軽蔑していました。今でもそう思っています。今の方がそういう「虫」は多いでしょう。増えていると言うべきでしょう。しかし、近頃そうではない方々も随分増えました。尊敬しています。命をかけているのですからね。
 
 
コメント
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