海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

不動産契約は現地でスマホ契約

2023-02-17 | 写真日記

屋根裏部屋のベット上でスマホ契約

 

上海での家探しは住みたいと思っていた街ではなく、想定外の場所に決まった。上海郊外はメゾネットタイプの部屋も多いようで、契約した部屋は2階が屋根裏部屋のような雰囲気。上海では不動産契約も完全デジタル化されている不動産屋もあり、現地でスマホのみで契約が出来る。スマホでパスポートの写真を送信し最後に本人確認の為に銀行口座を入力する場面で、認証出来ない事が判明。アラートを見ると、銀行に届けたパスポート番号が合わないとの事。よく考えたら新しいパスポートに切り替えた後に、銀行で番号を更新してなかった私のミス。という事で、翌日に昔ながらの紙の契約書で再契約。

 

家の前はLRT(軽量軌道鉄道)が

 

借りた部屋の前は、LRT(軽量軌道鉄道)が走っているので渋滞に関係なく移動できるのが良い。歩いて数分の場所には大きなショッピングモールなどもあり、今の場所より圧倒的に便利すぎるほど良い環境だ。上の画像のLRTが走っている写真を見ると、一部の上海に住む人はアソコだと思うだろうな。

☆この日、私の写真の師匠の訃報が。コロナの影響で3年ほど会ってなかった。

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地下鉄4号線の窓から宝山路駅付近を

2023-02-15 | 写真日記

 

 

すでに立退済みのようだ

 

地下鉄4号線の高架から宝山路付近を見下ろすと、すでに立ち退きが終了しているようだ。この付近は、昔は闇市だったと聞いている。その後は、中古家電屋がひしめき怪しい電気製品などの店が立ち並び、見るだけでも楽しめた場所だったが、ほとんど写真は撮らなかった場所。この付近は上海中心地から近いので、将来は高層建築立ち並びエリアになりそうな予感。

先週から引っ越し先を探しているが、今後の事を考えると今よりさらに郊外へ引っ越すしかない。ただ上海は、地下鉄網が世界一発達しているので、もう不便はない時代になった。聞いた話だが、地下鉄で蘇州までという話もあるようだ。上海中心地に住むのに疲れた人達は、あえて郊外に住む人も増えている。これはコロナの影響もあり、リモートで仕事が出来るなら騒がしい中心地に住むより静かな郊外でも不便はないという人も増えている。買い物なんて、すでにネットがメインになってるからね。

今回の新型コロナ問題やウとロの戦争問題もあり、何だか先が読めない世界情勢になって来た。過去は過去として、いったん置き、今までの概念をもう一度見直し、今後自分はどう生きるかという時期に来ているなと思う。

 

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新しいライティングテクニック

2023-02-13 | 使える中国製カメラ機材

直径15cmLEDとFlashQ Q20IIを併用する事もある

 

右上は039ブランドの電球タイプLED Sh50Pro-Vと小型LEDライト2つ 右下はFlashQ X20(100均のディフューザーを取り付け) 下はLEDランタン

 

スタジオ以外での撮影で、軽くコンパクトに持ち歩ける照明機材をずっと考えていた。一つは、アンブレラやソフトボックスを使った画一的なライティングがイヤになったという理由もある。前世紀はストロボを筆頭にタングステンライトやHMIなどがメインで、ポジフィルムを基準に様々なライティング方法があった。当時プロの現場では広告も雑誌も印刷原稿に使うために、ほとんどの場合感度の低いポジフィルム(ISO64やISO100)を使っていた時代が長かったのと、4x5や8x10など大きなサイズのフィルムを使っていたので、大光量のストロボが必然だったのだ。そして、デジタルに変わって感度を上げて撮影してもまったく問題ない時代になったので、小光量のストロボやLEDライトで普段の撮影は問題なく使える時代に変わってしまった。また、室内で現場の雰囲気を壊すようなストロボライティングより、現場の室内照明の雰囲気を残しながら足りない部分をLEDや小型ストロボで補うようなライティングの方が出来上がった画像を見ていて臨場感が数段上がる。これが理解できると、シャドウ部を補うレフ板も必要ないので、大きくて重い機材を持ち歩かなくて良くフットワークが軽くなるのが良い。

LED電球Sh50Pro-Vは光量が50Wもあり光量調整も出来E27ソケット対応なのでメインライトとして十分使えるし、FlashQ Q20IIを併用しながら小型LEDやをうまく使いこなせれば面光源のような画一的な光のソフトボックスを使わず、まったく新しいライティングが出来る。また、自然光と併用しながらLEDをうまく使いこなす事が出来れば、表現の幅も広がる。ツボは、今の現状の照明の雰囲気をいかに殺さず、後でRAW現像時に調整をやりやすいデータを作れるかどうかという事かな。臨場感のあるライティングをしたければ、欧米の映画を観てライティングを学んだ方が良いかもね。ソフトボックスやアンブレラを否定するつもりはまったくないが、カメラがデジタルに変わりセンサーサイズも35フルサイズがメインの今、ライティング方法も考え直した方が良いという事ね。またスタジオ撮影の物撮りは、ストロボより定常光のLED光源の方が圧倒的に光をコントロールしやすいので、今後はストロボを使う人よりLEDを積極的に使う人が増えると予想している。(大型ストロボメーカーの廃業は8年以上前から始まっている)

私の場合は人を撮影する場合、トップの画像の15cm径のLEDライト(色温度可変)と室内光を併用して使う事があるが、これはメインライトというより光量を落としキャッチライトとして使う場合も多い。意外と知られてないが、目に写るキャッチライトの位置で人の表情はびっくりするほど変わるのだ。これは、漫画家から学んだ事。

☆私のライティング方法はLEDがメインだが、最近FlashQ X20とQ20IIの2台が仲間に。ただ、この小型ストロボの光量を1/8以下に落として使う場合がほとんどで、直接被写体に当てる事はまず無い。それと、この小さなストロボを買った理由は、カメラから離して使えるラジオスレーブが組み込んであるのが最大の理由で、これが無いと買う意味はない。

☆今後、印刷しなけらばならないような撮影は今よりさらに激減すると思っていて、それは世界的に同じ傾向にある。また、デジカメは35mmフルサイズセンサーではなく、コンパクトなAPS-Cサイズの方がレンズもコンパクトで、同じf値でも深度も深いので仕事でも使いやすいカメラだと思っている。APS-Cセンサーを基準に考えるとGFXなどの中判センサーは、堂々と中判と名乗って良いのではないかな。

 

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スマホはiPhoneが一番安心して使える理由

2023-02-11 | 写真日記

私のiPhone13と壊れた日本ブランドのAndroidスマホ

 

数日前に、日本ブランドのAndroidスマホが突然立ち上がらなくなった。予備機なので普段はあまり使わないAndroid機だが、1年7ヶ月で壊れた。こちらでは、スマホが無いと絶対に生活出来ないような環境なので、予備機は絶対に必要だ。また、私の場合はスマホでコントロールするLED照明を扱っているので、テストも含めOSの違うスマホは必需品なのだ。

この突然壊れたAndroidスマホは、当時sim freeでツインsim対応の最新機種だったが、発売当初から評判が悪かった機種。私が買ったこの機種はアタリだと思って日本でもこちらでも使っていたが、2年も経たずやっぱりダメ。この機種の前にも日本の他メーカーのAndroidスマホに問題があったので、この機種に変えたのだけどね。もし、日本ブランドのスマホが海外滞在中に壊れたら修理は不能。という事で、やっぱり頼りになるのがiPhoneだ。もしAppleの製品が壊れた場合は、世界中どこでも修理が可能で同じ物が買えるからね。(Appleの製品は過去一度も大きなトラブルはない)

という事で廃棄寸前の古いAndroidスマホを再設定しとりあえず使えるようにしたが、OSを確認するとバージョン8だったので、とっくにサポートは終わっている。iPhoneがOSのサポートに手厚いのはみんな知っていると思うが、今も2017年発売のiPhone8はサポートが可能なのはすごい。

一部の製品で日本の製品は品質が良いというのは過去の話になりつつあるのは私もわかっているが、まともなスマホも作れない国に成り下がってしまったのは情けない事かぎりなし。この壊れたスマホは発売当初からクレームが多かったが、メーカー側は数ヶ月も無視し続けた後にやっと不具合を認めた機種だ。という事で、SenseX(センスペケ)と名前を変えてあげたわ。

☆iPhoneは他のスマホより高価だが、トラブルの事を考えるとやっぱりスマホはiPhoneだなと確信した日だった。また、海外によく行く人は絶対にiPhoneをお勧めする。

☆上海で日本ブランドのスマホを使っている中国人を見た事がないほど、日本ブランドのスマホは認知度が低すぎる。スマホの前のガラケー時代は、大人気だったけどね。

 

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印画紙にプリントされた古い写真

2023-02-09 | 写真日記

知らなかったが双子だったようだ

 

古いアルバムから

 

奥さんが18歳の頃で右は今

 

付き合っていた頃かな

 

陳建平夫妻の結婚式

 

1990年頃に日本で働いていた陳建平

 

前回の続き 

元宵節の日の食後に息子が小さなダンボール箱を持ってきた。それは、20年以上前に旅立った親父の陳建平一族が写っている印画紙にプリントされた写真で、この家族の過去すべてが詰まった遠い記憶が、この段ボール箱に入っていた。残念ながら写真は整理されずざっくりと箱に入っていたので、年を追ってみる事は出来ない。60年以上前のモノクロ写真は紙の印画紙に焼かれ変色もせず残っていたのは、定着水洗など後処理が完全だった事がよくわかる。

古い写真から見えてくる事は様々だが、写っている人や風景は過去の記憶を蘇らせてくれる良さがあり、当時見えて来なかったが今見ると新しい発見もある。あらためてプリントされた写真の大事さを再認識した日だった。データで画像が残ると思っている人は、考え直した方がいい。デバイスで写真を見るのではなく、プリントという物に残そう。

☆大事な画像は必ずプリントして残した方が良いね。それは、東日本の震災時にも再認識したけどね。

 

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