海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

規制解除後に新型コロナウイルス蔓延の謎

2023-01-09 | 写真日記

亡くなった人の遺品を燃やすサークル(新型コロナとは関係ない)

 

昨年は上海で2ヶ月間のロックダウンを経験し、日本から上海の空港到着後に3年間で通算3+1回もホテルと自宅隔離を経験した。もうそれは、これ以上厳重な対策は無いと思えるほど厳格だった。ロックダウン中のPCR検査は、人との距離を2m空ける事も市民は自主的に行なっていた。神経質な人は、フェイスシールドを付けてPCR検査を受ける人や自分が検査を受ける時に消毒液を空中噴霧しPCR検査を受ける人もいたぐらい市民は自己防衛し、ボランティアや区民委員も徹底させていた。また、路面や建物の入口や外壁やドアノブや外の樹木までも消毒していたのを今でも思い出す。

中国は2022年12月7日に新型コロナウイルス対策を大幅に緩和した後に、恐ろしい勢いで感染が拡大し今も拡大中。12月7日の規制解除後は厳格だった消毒などをすべて止めて、あれほど手の消毒を徹底していた飲食店や店舗などでも入口の消毒液を使う人が激減したのと、消毒液を置いてない店が相当増えた。そして、今も飲食店に入る前に手の消毒をする人をほとんど見ないし、自分で携帯用消毒液も持ち歩いてない人も見ない。以上が、感染拡大前とその後の大きな違いだ。でもね、この感染拡大のスピードを考えると、症状が軽い人が多過ぎるので抗体を獲得するのも早く意外と早期に終息するかもね。私の勝手な予測だが、今年の春頃は3年間の大きな雪解けになりそうな予感。

☆現在の上海のPCR検査は義務ではない。個人的に受ける人は、一人ひとサンプル検査になり値段は16元(約320円)と安い。

☆中国では人が亡くなると、故人の遺品を外で燃やす風習がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オールドレンズでナナフシを

2023-01-07 | 新博物図鑑 オールドレンズ

 

 

 

親子 

 

ナナフシの脱皮 

 

 

 

外出してないので過去の画像から

10数年以上前にオールドレンズで昆虫や動物を撮っていた時期があり、場所は上海動物園や上海大自然野生昆虫館に通っていた。特に昆虫館にはよく通ったので館内のスタッフと仲良くなった。ここでの撮影はすべてガラス越しの撮影なのでレンズ本来の性能は出ないが、シャープな描写には興味がないので私には問題ない。

ナナフシは標本で見た事があったが、生きているナナフシは初めて見た。多くのナナフシがガラスにへばり付いているが、これは昆虫の足先が細かいカギ爪状になっているのと昆虫によっては粘着質の物質が出ている虫もいるようだ。肉眼では見えないが、普通のガラスの表面は凸凹があるが機械研磨のカメラ用のレンズはそれが少ない。だが、昔の手磨きの光学レンズはガラスの表面が機械磨きより滑らかなので、手で持つ時に滑るので注意が必要だと光学関係者から聞いた事がある。

☆CanonFD50mm f1.4補正レンズアダプター付&RE-Auto Topcor58mm f1.4 開放撮影

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Elmar50mm f2.8の描写

2023-01-05 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

上海ユダヤ難民記念館で

 

外出してないので過去の画像から

6年ほど前Sonyのα7IIを使っていた頃にエルマー50mmf2.8で撮影した画像。このエルマー50mm f2.8はライカのレンズの中でも意外と人気がない。初期のf3.5も一時期使っていたが、私はf2.8の方が好き。フジのGFXを使い始めてからは、開放からf5.6手前の絞りくらいまでは44x33で撮影してもケラレが発生しないので、エルマー50mm f2.8は完全に手放せないレンズになってしまった。現在私の手元に残っているライカのレンズは、3群4枚のテッサータイプが多い。最近のレンズはレンズの構成枚数が増えコストもかかり大きく重いレンズが多いが、今一度シンプルなテッサータイプを見直しても良いと思うのだが。

 

再度読み返している本 

 

上海の新型コロナウイルス感染拡大の為に外出を控えているので、もう一度「上海日記」を読み返している。でもね、この本は文字が小さ過ぎて目が相当疲れるので先へ進めない。ここ数年Kindleで本を読んでいる理由は、文字の大きさを自由に変えられる事が一番の理由。それにタブレットの中に保存できるので、いつでも何処でも読めるのが良い。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古いレンズで古い壁を

2023-01-03 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外出してないので過去の画像から

古いCanonFDレンズを、さらに性能が落ちる補正レンズ付アダプターを使って撮影していた頃の画像。こんな、あるがまま放置された建物が好き。そんな写真を撮る為に広東省のとある街に行く予定だったが、コロナの影響で行けないまま3年以上経過。今年こそは行けると思っているが、その地域へ行く時期は絶対に雨季を避けたい。となると、今がチャンスなんだけどねぇ。

現在の私のメインカメラはGFX50SIIと50Rで、65x24と1x1がメインフォーマット。GFXのフルフォーマット44x33mmを使う事は稀。フォーマットを自由に選べるのがデジカメの良いところ。であれば、35mmフルサイズを使ってトリミングすれば良いという人もいるが、65x24のフォーマットを選べるのはハッセルとFujiの中判のみ。一時期、α7IIのモニターに黒テープを貼って無理やり撮影していた時期があったが、やっぱり使いづらいのでやめた経緯がある。その後、αは購入して一年未満で嫁に出した。GFX以外はFujiのXシリーズが4台あり、通常はこのAPS-Cサイズのカメラで十分仕事が出来るので、私にとって35mmフルサイズセンサーのカメラは中途半端なのだ。むしろAPS-Cサイズのカメラの方が軽量コンパクトで扱いやすい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あけましておめでとうございます

2023-01-01 | 遠い記憶 現代のレンズ

天山山脈で

 

今年の干支とは関係ない羊たちの画像を新年に選んだのは、ウサギの画像が無いから。それと、世界がこの羊たちのように寄り添って生きれるような世の中になって欲しい事を願って。おそらく今年は、新型コロナウイルスも普通の風邪レベルになり通常の生活に戻ると私は思っている。

☆この画像のようにデジタル用に設計されたレンズでは、この羊の毛並みの柔らかさは表現できない。こんな時、ライカなど古いレンズの描写の方が圧倒的に毛並みの柔らかさを表現できる。8x10の引き伸ばしを経験している人はプロのカメラマンでも極極少数だと思うので知らない人も多いが、大判レンズの解像度は35mmフィルムカメラレンズの解像度より相当低い。8x10のネガから印画紙に引伸された写真は、適度な解像度とトーンの豊富さに驚く人が多いが、8x10の印画紙プリントを見る機会が相当減ったので最近の若い人達は尚の事知らない。もし、そんな描写をデジカメで求めるなら、高画素のデジカメに古いレンズを組み合わせるのが一番なのだ。

☆私の部屋には、8x10で撮影されたヨーゼフ・ボイスの写真があり、時々このプリントを見て自分の軸を自己修正している。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする