海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

あけましておめでとうございます

2023-01-01 | 遠い記憶 現代のレンズ

天山山脈で

 

今年の干支とは関係ない羊たちの画像を新年に選んだのは、ウサギの画像が無いから。それと、世界がこの羊たちのように寄り添って生きれるような世の中になって欲しい事を願って。おそらく今年は、新型コロナウイルスも普通の風邪レベルになり通常の生活に戻ると私は思っている。

☆この画像のようにデジタル用に設計されたレンズでは、この羊の毛並みの柔らかさは表現できない。こんな時、ライカなど古いレンズの描写の方が圧倒的に毛並みの柔らかさを表現できる。8x10の引き伸ばしを経験している人はプロのカメラマンでも極極少数だと思うので知らない人も多いが、大判レンズの解像度は35mmフィルムカメラレンズの解像度より相当低い。8x10のネガから印画紙に引伸された写真は、適度な解像度とトーンの豊富さに驚く人が多いが、8x10の印画紙プリントを見る機会が相当減ったので最近の若い人達は尚の事知らない。もし、そんな描写をデジカメで求めるなら、高画素のデジカメに古いレンズを組み合わせるのが一番なのだ。

☆私の部屋には、8x10で撮影されたヨーゼフ・ボイスの写真があり、時々このプリントを見て自分の軸を自己修正している。

 

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