海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

蓮花路の駅近くで食事を

2016-04-08 | 写真日記

一昨日は、蓮花路の駅前で敬愛する老師ファミリーと5人で食事を。この地下鉄一号線の蓮花路は数回降りた事があるが、この駅前で食事をしたのは初めて。上海の中心地から少し外れているのでローカル感が漂うがそこが面白い。ビル内全部が飯屋で埋め尽くされているが、夕飯時間にしては客数は少なめ。 

様々な地域の火鍋屋が目立つが、私達が行ったのは3Fの牛蛙館、つまり食用蛙料理。蛙料理は何度か食べた事があるが、食用蛙は大味でどちらかと言うと殿様蛙の方が旨い。

 

18時にしては、客は少なめ 

 

一階は屋台が

この日春雷が轟く雨の日だったのでタクシーが拾えず地下鉄で蓮花路まで向かったのだが、帰宅ラッシュの時間でもあり地下鉄はゲロ混み状態。この蓮花路付近はモンゴル人が多いので、次回はモンゴル料理に行く事に。

☆久々にエルマー50mm f2.8を持ち出したが、ズマリット50mm f1.5と違い描写が素直でハイライトの滲みはかなり少ない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜上海 小さな百貨店

2016-04-07 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

路地裏にひっそりとさり気なく佇む百貨店は、上海市内ではすでに消えつつある。私は普段はこんな店で買い物はしないが、通りすがりにちょっと思い出したように買い物をするのには便利。前世紀の上海はこんな店が街中ひしめいていたので、普通に街を歩いていても視覚的に結構楽しめた。今の若い人たちはネットで物を買うのがある意味当たり前になっているので、こんな店を利用するのは近所の年齢層の高いオバハンだけ。

物の売り買いも時代と共に大きく変わってきたのは何処の国も同じで、同じ物を買うなら老舗でという発想は今の若い人達にはあまり無い。これはネットの影響が一番大きいのだが、その時代に追従して商売をやっている会社と昔ながらの慣習にしがみついている会社とでは今後差がさらに広くなる。もちろんすべての事例に当てはまる訳ではないが、時代の変化が早過ぎるのと顧客のライフスタイルの流れについて行けない地方の会社も多い。

上海から日本に帰国する時に、地方のカメラ販売店に立ち寄り営業をしてから東京へ向かっていたのだが、様々なその都市の実情を知るとあまり意味が無い事がわかったので、やめる事にした。やっぱり現実を実際に見て聞かないと本当の事はわからない事を実感。一言で言えば、情報源が東京一極集中過ぎて世界中の情報が入ってないので、すべてが受け身なのと時代の先取り思考がない事。そして、地方では職業写真家とその仕事が激減している事。ワンカット数百円で仕事を受ける地方のカメラマンもいるようだが、上海では絶対にありえない話。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キヤノンFD50mm f1.4補正レンズ付のボケ

2016-04-06 | 写真日記

モミジの若葉 FD50mm+補正レンズ付アダプター

 

先週から日本のFBを見ると、ほとんど全員が桜が画像をアップしていた。上海でも桜の樹はあるのだが、ごく一部の場所にしかない。日本の桜を見る為に中国人が大挙して日本へ旅行に行っているようだが、こんな事は以前ほとんど無かった。もちろん爆買が目的の一つだが、桜目当てに日本へ行く人達はリピーターの人がほとんど。それだけ中国人は裕福になったという事。

上海の私の自宅の敷地内にも桜の樹が一本あるのだが、新しく来た管理人がなぜか切り倒してしまったので、今年は桜の花はおあずけ中。今頃東京の桜は花吹雪真最中なのかなぁ、なんて思いながら花吹雪を勝手に想像。桜の画像が無いので、若いモミジの葉を掲載。

キヤノンFD50mm f1.4に補正レンズ付アダプターを使うとボケがうるさくなるが、被写体にもよるが素直なボケのレンズより、ややうるさいボケも良いなぁと思っている。なので、最近はズマリット50mm f1.5の出番も多い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古いレンズの質感描写

2016-04-05 | 写真日記

ずい分昔の上海アートフェアに展示されていた金属のブルテリア。作家の名前は忘れてしまったが、とても好きだった作品。

 

 犬なんだけど、後ろ姿にオヤジの哀愁を感じる

 

ブルテリアは顔もオヤジ風

 

最新のデジタル用レンズで撮影すると、このヌルっとした描写は無理。使ったレンズは、キヤノンFDに補正レンズ付アダプターを付けているので、FD本来のレンズの描写ではないが、こんなヌルい描写が私は好き。

例えば料理の撮影なんて昔のレンズの方が湿度が高く描写されるので、私は積極的に古いレンズで料理を撮影している。ライカのレンズだとヘクトール135mm f4.5や前玉が外れビゾ用として使えるエルマリート90mm f2.8やビゾ用エルマーの65mm f3.5がお勧め。ヘクトール135mm f4.5と同じ焦点距離のライカR用のエルマリート135mm f2.8は、ライカのレンズには珍しくピント面が切れるほどシャープなので、料理の撮影には私は向かない。むしろ風景撮影やトーンの柔らさかの中にピントが合った部分が切れるほどシャープな描写を求めるならぴったりのレンズ。

音に例えると、古いレンズはレコードで最新のデジタル用レンズはCDと思えばわかりやすいかもね。だけど、古いレンズも最新のデジタル用レンズも万能では無いので、目的によって使い分けが必要。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Summarit 50mm f1.5とX-T1

2016-04-04 | 写真日記

Summarit50mm f1.5+APS-C=75mm

 

昨年フルサイズ用にコシナのHELIAR75mm f1.8が嫁入りしたのだが、嫁がせる事にした。決してこのヘリアー75mm f1.8が気に入らない訳ではなく、レンズとしては良く出来ていて描写も悪くはないが、レンズが大きく重すぎる事が一番の原因。フルサイズセンサーのみで勝負するのであれば絶対に必要なレンズなのだが、私の場合APS-Cボディとフルサイズを併用している関係上、フルサイズ用の50mmはAPS-Cと併用すれば75mmの画角が得られるからだ。

デジタルカメラの技術革新は年々上向きなので、今の時代センサーサイズはあまり描写に関係ない。それより、カメラバックを軽くしてフットワーク良く効率的にレンズを持ち運ぶ方が大事。ミラーが付いた大きな一眼レフカメラからすべてをミラーレスカメラに変えて一年が経過したが、機動性は相当上がった。今思えば、よくあんなに大きく重いシステムを持ち歩いていたものだと感心するし、もう後戻りは出来ない。まぁ、年齢も関係しているのだけれどね。

X-Pro1+Summilux-R 50mm f1.4 開放で撮影

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする