海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

最新のデジタルレンズと古いフィルム時代のレンズの話

2015-11-24 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

 

以前のブログで書いたかも知れないが、複数の広告写真家が言っていた事で、最近のデジタル用レンズはシャープ過ぎるので、あえてゼラチンフィルターを複数枚レンズ前に取り付けて撮影していると言っていた。メーカーのレンズ設計者が聞くと脳震盪をくらうような話だが、そのカメラマンの気持が私は良くわかる。でも、わたしから言わせれば最初からフィルム時代の古いレンズを使えば解決する事なので、矛盾しているとしか言いようが無い話。マウントアダプターを使って他社製の古いレンズを使うのはアマチュアの戯事だと思っているプロのカメラマンも多いようだが、あえて最新のレンズに複数枚のフィルターを入れて撮影しているプロより、マウントアダプターを使いこなしているアマチュアカメラマンの方が一本筋が通っていると思うよ。

レンズ描写の好みは人それぞれ。

☆画像は上海の高速道路上。ロケバスの窓ガラス越しでレンズ開放での撮影 Canon FD50mm f1.4+補正レンズ付アダプターを使用しているので、オリジナルのキヤノンレンズの描写では無い。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロケバスの窓から 上海 | トップ | 首長亀が羨ましい »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真って何だろう? (Hironeko)
2015-11-25 00:06:10
東銀座のアートギャラリーM84で植田正治展『幻影』を観てきました。
絵本の挿絵のような、あるいは「だまし絵」のような不思議な空間。
エドワード・レビンソンの写真展『Whisper of the Land』の時も感じましたが、
近頃世間で騒いでいる「画質」と写真の良さはあまり関係ないというか、
メーカーの売り文句に踊らされてる気がしますね。
写真は現実のコピーじゃないのに・・・まぁ、人それぞれですが。
  
返信する
そうですね (かいはら)
2015-11-25 11:21:10
最近のレンズで撮ると写真らしくない、という言い方も変ですが、高精度のスキャナーでスキャンしました風に見えてしまいます。

返信する

コメントを投稿