海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海には山がないから造っちゃえ

2022-12-15 | 写真日記

上海の高速道路上から

 

日本は全国どこに行っても視界に山が入る。ここ上海は、どこを見ても丘も山もない。じゃ、造ろうぜという事で、上海万博跡地に丘のような山をただいま造成中。聞けばこの中は空洞で、外は植林するそうだ。広大な上海万博の跡地再利用法としては、とても面白い発想だ。こんな発想は、予定調和の日本では絶対に実現できないだろうな。

日本ではたった一人の苦情者で、公園が閉鎖になったというニュースを見て愕然。ホント息苦しい国になってしまった。私の東京の自宅前に小さな公園があり、毎日のように幼稚園児が集団で遊びに来ているが、未来ある子供の声が煩いと感じた事は一度もないし、それらを見ていて微笑ましく自分の子供の頃を思い出して和めるけどねぇ。この長野の例は、駆け引きができず、すべての事に腰の引けた行政の問題もあるが、日本人は器が小さく何事も小煩い人種に成り下がっているのは、国外から見ていて相当感じる。時々日本に帰国し数週間経過すると、日本人の私でさえ息苦しく感じる事がある。今の日本は度を越した"忖度"や"世間体"が渦巻いて、みんな身をかがめて生きているように見える。よくある話だが、帰国子女が日本の習慣に馴染めない気持ちは、とても良くわかるよ。

日本の若い人達は、早いうちに外の世界を見ておいた方がイイね。世界には、日本と違うスタンダードがある事を若いうちに知って経験しておくという意味でね。ノマドという生き方も良いと思うよ、私は。一時期だが、上海の同じ組織に居た日本人に一人居たなぁ、今もノマドを実践しているA君。人生は一度だけ、縛られるより生き方の選択肢は多い方がイイね。料理も同じで、比べるものがあるから美味しいか不味いか、自分に合うかどうかわかる。でも、それもこれも本人自身が決める事。

☆最近は小区内(マンションの単位)で、PCR検査日の連絡が来なくなった。検査したい人は自主的に他の場所でやれって事のようだ。今までのPCR検査は一体何だったんだろうと思うが、一歩前進したと思うしかない。

 

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