最短距離付近 f1.8開放で
Oreston50mm f1.8+接写リングN01付 開放で
モノクロに変換
中華風ランプを開放で
レンズを整理していて、防湿庫の一番奥からOreston50mm f1.8を発掘。しばらく使ってなかったので忘れていたのだ。このレンズはGFX44x33センサーで使ってもケラレが発生しないが、今回は私の定番の正方形33x33で撮影。
このレンズは「Meyer Optik」製のレンズ。世間では、あまり人気がなく安い価格で販売されているレンズで、一度オーバーホールした経緯がある。私は、このレンズにシャープな描写を求めてないのと、周辺の描写は絞っても解像度はさほど上がらないのは検証済みで、そういう性格のレンズなのだ。だが、とても品のある描写をするレンズとして残していた。コントラストが低く解像度が少し低い描写のレンズは敬遠されがちだが、ハイライトの滲みとボケがまとわりつくような甘い描写をするので湿度さえ感じる事もある。(甲斐荘楠音の表現に少し近いかもね)
レンズ単体で最短撮影距離は33cmで、当時のレンズとしては異常なまで近接撮影出来る。このレンズの最短撮影距離で撮影した画像がトップの画像で、次の画像は接写リングの一番薄いリングを使用した画像だ。このレンズはコントラストが低いため、曇天の日や薄暗い部屋の中でピント合わせをするのはとても難しいが、過去に上海の古い街を撮る時に夜専用として使っていた事があった。
フィルム時代の話だが、kodak EPNという軟調で色調も落ち着いた色のポジフィルムがあった(前世紀末の8x10ポジフィルムは、一枚1000円で現像1000円の時代)。それは、ネガフィルムほどではないが、コントラストが低く自分のライティングを変えなと私には使いこなせないと思ったので数回使ってやめてしまった。でも、今思えばそのフィルムを使い、ライティングをさらに柔らかくして、さらに減感現像(色が悪くなるのでCCフィルター補正)して軟調にしてコントラストの低いレンズと併用すれば、日本画のような影の無い写真が撮れたかも知れないな。でも、今はRAW現像時にGFXフィルムシュミレーションのエテルナに変換すれば近い表現が出来るし他の方法もある。この画像もC1を使いRAW現像でエテルナで現像しさらに微調整。ライティングは、部屋の中の定常光のみ。
☆今年の夏の帰国時に、一年ぶりにカウンセラーをやっている友人に会った。今年に入ってから精神的な病を患っている会社員が相当増えたそうで、聞くとコロナで在宅勤務になった家族持ちの旦那が多く、家に自分の居場所がない人も多いらしい。
☆ビックモーターと損保の癒着など色々な事が公になり、さらに実態が明るみに出るだろうな。金の事しか考えてない会社同士が連むと、こうなってしまうという良い例だ。こんな時、一番かわいそうなのが末端の社員とその上の上司クラス。心の病んでいる人が多くいるだろうな。