星光カメラ城
上海にカメラ機材を販売している場所は大きく分けて上海駅前と星光撮影材城があり、プロ用機材などは星光撮影器材城にほとんど集まっていた。この星光撮影材城も上海駅前も、何でも扱う店がほとんどで、小さな小売店がビルに集まっているだけと思ってよい。ここは、コロナ前から店に来る客は激減していたが、コロナが終息してさらに客が激減中。すでに撤退している店もあるが、年内にさらに撤退を決めている店もある。これら店でカメラ関係の機材を買う場合は、販売価格を提示してない店がほとんどで値段の交渉をしなければならない。また、正規品か並行品かで値段が違い、さらに領収書のアリナシで販売価格が違うのだ。現物を見ないと信用できないという人達は老人ばかりで、今の若い人達は値段より補償のしっかりしている正規品を選ぶ人がほとんど。という事で、今の若い人たちはメーカー直販の店やネット購入する人がほとんどだ。現在、新品の日本製品は日本が一番安いかもね。例えばフォクレンダーのレンズなんて、上海で買うと日本の定価で販売している。
一方の中古品機材も似たようなもので、ライカなど中古レンズなどすでに欲しい人には行き渡っている。また、売れる商品には波があり他国のネット情報を頼りにしている人が多過ぎるのが実情で、話をしても噛み合わないので私は聞き流している。今の上海の中古価格は日本の中古販売店の価格を参考にしている場合が多いのと、中古のレンズなどは日本で仕入れている商品が圧倒的に多いのだ。
☆大型ストロボのブロンカラーは、杭州と上海の販売店を昨年閉鎖し、年内にプロフォトを扱っている店も閉鎖予定。もうすでに大光量ストロボの時代は終わっているのだ。この件は、10年ほど前に警告したが、当時はまだブロンの3200Wが大量に売れていた時代なので信用してもらえなかった。
☆先週の金曜日に中国の地方工場へ行き小さな問題を解決。ここの工場へ行くと、必ず老板(社長)を中心にメインスタッフと専用の食堂で昼飯を食ってから打ち合わせ。飯を食っている時、「これからは海の魚が食えなくなるなぁ」と、当て付けのように言われたが、ここではさすがに反論したよ。まぁ、こちらではそんなもんよ。