今夜は「満月」、午後6時外へ出て空を見上げると真ん丸のお月様を拝めることができた。6時16分に最大を迎えた。地球との距離は379,554kmである。今日の月齢は13.7。11月の満月は諸説あるようだが「ビーバー」が巣作りをする時、毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける時期などから「ビーバームーン」と呼ばれている。満月の瞬間がいつになるのかは太陽・地球・月の位置関係によって計算がでる。地球から見て太陽の方向と月の方向の差が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されおよそ一か月弱で一周する。「満月」は地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向に並ぶ瞬間=つまり太陽、地球、月の順にほぼ一直線に並ぶ瞬間を指すようである。このような呼び名に思いを馳せ神秘的な満月を眺めてみるのも良さそうである。今年の満月も来月の一回を残すだけとなった。(2311)
相模原市南区当麻に「時宗」の旧本山であり古くは「当麻道場」として11ケ寺の末寺を擁していた一遍上人ゆかりの寺院「当麻山無量光寺」は鎮座している。創建は弘長元年(1261)。本尊は一遍上人。当寺は室町時代には後北条氏と深縁にあり、寺格も高く天正19年(1591)には30石の朱印地が与えられ大寺院の威容を保っていた。広大な寺地を有し市内寺院の中でも一際美しい当寺の境内は市指定史跡及び「かながわの景勝50選」に選定されこの時季必ず訪れる寺院の一つであるが今、色づき始め見頃近くとなっている。重厚な「外門」より続く100m超えの石畳の参道、中間に構えられた高麗門形式の「山門」より入山すると深い木立に包まれた旧本山らしい広大な寺域が広がる。「一遍上人像」、の隣りに宝造りの「本堂」がある。境内には「鐘楼」、「オクマンサマ」と呼ばれていた「熊野権現社」、「経堂」、「東権現」の建造物、「芭蕉の石碑」、「徳本念仏塔」、「歴代廟所」、「御影の池」、「御髪塚」、「笈退の泉」、「金光院の跡」がある。本堂裏にも庭園と池があり秋の紅葉は特別美しい。(2311)
相模原中央区上溝に道保川の源流を生かして造られた「道保川公園」はある。広さは東京ドーム約1.6個分の7.7haというコンパクトな当園には3月終り頃には本数は少ないが「カタクリ」の花が咲き、春には桜、夏には「ホタル」が飛び交う上溝のオアシスである。園内は遊歩道が整備されその随所に植栽された樹木、主役の「モミジ」や「カエデ」、そして「ラクウショウ」などの「落葉樹」が紅赤そして深黄~橙色へ今、園全体が紅葉ベールを纏うかのよな錦秋美の序章を迎えている。「命灯」を燃やしているかのような紅葉は樹々が次年度へ準備をしている現象である。色づき始めた紅葉を映しこむ「池」と「土手」では「カモ」が優雅に泳ぎ休息しなんとも長閑である。(2311)