相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。今当園は「メタセコイア」をはじめ「落葉樹」が今、少しずつ赤色、橙色、黄色の紅葉の衣を纏い始めている。そんな中で「衆遊の庭」では「老爺柿」が一見さくらんぼのような実を数百個以上つけ橙色に熟し始めている。この「老爺柿」は中国原産とする小型の柿で食べられない「渋柿」である。正式には「老鴉柿」(ロウアガキ)という。鴉はカラスを意味し、真っ黒に熟す実の様子をカラスになぞらえて命名された。「ツクバネガキ」という別名もあるが盆栽界では「姫柿」とも呼ばれいわゆる柿のミニチュア版として人気は高い。(2311)



