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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「萩生田文科大臣と日本会議」前川喜平氏の指摘

2019年10月06日 10時33分35秒 | 国政
 元文部科学省事務次官・前川喜平氏が、4週連続で、萩生田光一文科大臣のことを、東京新聞・本音のコラム欄に取り上げて書いている。それだけ、安倍首相の懐刀と言われている萩生田氏が問題人物であるということでしょう。

 萩生田氏と日本会議
  前川喜平

 
 萩生田光一文科大臣と日本会議の関係は深い。日本会議国会議員懇談会事務局長だった2007年、会議設立10周年への挨拶文で、「『行き過ぎたジェンダーフリー教育、過激な性教育』対策では、日本会議の識者の先生方の後押しもいただき・・ジェンダーの暴走を食い止め」などと述べていた。

 同じころ萩生田氏は「日本の前途と歴史教育を考える会」の沖縄戦検証小委員長として、沖縄戦での「集団自決」に対する軍の命令・強制を否決するための「検証」もしていた。13年には、自民党「教科書検定の在り方特別部会」の主査として、教科書会社の編集者を呼び出し、歴史教科書の記述に注文をつけたこともある。

 日本会議は「皇室と国民の強い絆」や「皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識」を強調し、「行き過ぎた権利偏重の教育、わが国の歴史を悪しざまに断罪する自虐的な歴史教育、ジェンダーフリー教育」を非難して、「誇りあるわが国の歴史、伝統、文化を伝える歴史教育」「日本的道徳性を取りもどす感性教育」「国を愛し、公共につくす精神の育成」を主張する。

 個人の尊厳、両性の平等、学問の自由、軍国主義への反省といった日本国憲法の精神はどこにもない。萩生田大臣は、日本の教育をいよいよ日本会議の求める方向へ歪めていくだろう。
(現代教育行政研究会代表)
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