新安倍内閣をどのように名付けるか。安倍晋三氏自身は、「全員野球内閣」と呼んでいる。私たちがしっている「全員野球」とは、「スター選手がいない高校野球で、みんな一丸となってやっいくチーム」が呼ぶ場合ではないか。
共産党の小池書記局長の「閉店セール内閣」がマスメディアでは、有名になった。
今日の東京新聞には、法政大学教授の山口二郎氏が「片翼内閣」と呼んで、本音のコラム欄に書いているので、その一部を紹介する。
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自民党総裁選の一般党員票で石破氏に肉薄され、沖縄知事選挙で与党系の候補が負けたことについても、なぜ安倍政権への反発が広がっているのかを、首相は全く理解していないのだろう。
最大の問題は、戦前の日本を賛美し、慰安婦や南京虐殺はなかったとか、教育勅語は素晴らしいという主張を繰り返してきた政治家が多数入閣していることである。
安部首相は海外では自由・民主主義や法の支配という価値を欧米やインドと共有するという。これらの価値は第二次世界大戦に敗北することによって取り戻したものである。
天皇主権の権威主義や軍国主義を擁護する政治家は、安倍首相と価値を共有しないはずなのだ。
それとも、首相にとって自由や民主主義は外向けに、上辺だけ唱える念仏のようなものか。
今次の片肺内閣は、日本を世界の孤児にする危険がある。特に、閣僚が歴史修正主義的発言をすれば、首相が推進しようとする対中国、北朝鮮の積極的な外交をぶち壊しにする可能性がある。あらゆる権力を使って自民党をイエスマンで固めたことは、かえって政権の能力を低下させている。
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今日は、32度になるという天気予報があったため、演説も中止した。7月、8月は選挙中であったから35度を超えても、演説できたが、終わった今は、無理できない。やはり、選挙中は、気合いが入っていたのだろう。今考えると、二ヶ月まえのことであるが、「よくやってきたなあ」と思っています。