菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

伊藤真著「赤ペンチェック自民党改正草案」を読む⑧

2016年09月09日 09時41分25秒 | 議員活動
 
 自由と責務(後半)
自民党草案は次の通りです。

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 (信教の自由)
 第二十条 信教の自由は保障する。国は、いかなる宗教団体に対しても、特権を与えてはならない。
 2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

 3 国及び地方自治体その他の公共団体は、特定の宗教のための教育その他の宗教的活動をしてはならない。ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りではない

 (表現の自由)
 第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。

 2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。

 3 検閲はしてはならない。通信の秘密は、侵してはならない。

 (国政上の行為に関する説明の責務)
 第二十一条の二 国は、国政上の行為につき国民に説明をする責務を負う。

 (居住、移転及び職業選択等の自由党)
 第二十二条 何人も、居住、移転、及び職業選択の自由を有する。

 2 全て国民は、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を有する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 現行憲法では、宗教団体が「政治上の権力の行使をしてはならない」という規定がありますが、草案では除外しました。
 つまり、宗教団体が選挙を通じて政権与党を構成し、これにより政治権力を行使しることを認めたことになります。

 また、現行憲法は、宗教活動の禁止を決めています。ところが草案では、「社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものにものびついてはこの限りではない」との但し書きをつけています。
 これは、国家と宗教の「完全分離」を求めず、「ゆるやかな分離」を容認する方向に向かうものです。
 これによって、政治家の靖国神社参拝などに道を開くものになる可能性が大きくなってくるでしょう。

 「第二十一条は、集会、結社の自由等を保障する」と
言いながら、2項では、「公益を害する」ものは認めないと縛りをつけたことは、政府の方針と違うものはダメという可能性が大きいものです。原発再稼働反対などの集会も許されなことになりかねません。

 「国政上の行為に関する説明の責務」も何かいいことのように思われるかもしれませんが、「知る権利」の側からみると逆転現象です。
 為政者というのは、「責務」があるからと言って、すべてを説明するわけではありません。ここは、「国民の知る権利」を保障して、情報を開示する姿勢が大事なのです。

 
 

 

 
 






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担任した教え子さんが茨城新聞で、写真入りで紹介されました

2016年09月09日 08時43分05秒 | 日々の雑感
 9月6日で常任委員会審議も終わり、大きな山場を越えました。今日は、議会最終日で、午後3時開会です。3つの委員会報告があり、1つの請願を採択し、特別なことが起きなければ、閉会となります。

 常任委員会審議では、少しがんばりすぎたこともあり、さすがに疲れが出てきたこと。また、文書では書けないような、「議会内での駆け引き」を説明するために、市役所の各部局に出かけたり、大綱質疑で解明できなかった箇所を解明するために「開示請求」をもとめたり、今日の議会が終わり次第、印刷に入れる地域政治新聞「新しい桜川」の編集にと、あわただしい2日間でした。
 
 そのため、精神的につかれたこともあり、ブログを2日間休んでしまいました。ブログを書くには、体力的な疲れではなく、精神的な疲れがないこと、つまり、気力が充実していないと書けないものです。

 本当は、昨晩、書きたかったことですが、今朝、書きます。

 昨晩、茨城新聞をめくっていたら、見た顔が写真入りで、おおきく出ているのです。しかも、ブドウをの房を掲げながら。

 新聞にも大きく紹介されていることですから、差し使えない範囲で紹介します。

 弓削和弘さんは、私が真壁農業高校で最初に担任した園芸科の生徒さんの1人です。大和村東飯田の出身、旧姓は市川といいました。
 あの当時の高校生は、オートバイ、車が大好きで、和弘さんもその例にもれませんでした。

 就職の時は、「俺は車の運転が大好きだから、大和村役場に入って、村長の運転手をやるんだ」と言っていた言葉が忘れられません。

 和弘さんの結婚式に呼ばれたとき、仲人の村長と来賓の村議(当時は酒癖がよくなかったが、その後、きっぱり酒をやめたと、あとであった時いっていました)が、大喧嘩になり、私は、「人の結婚式でケンカするとは何事か」大声でどなってしまったことが忘れられません。

 その後、私が議員になって市役所に顔を出した時、和弘さんは、保健福祉部でグループ長になっていました。

 あと少したって、彼も出世して、議会で顔を合わせることになるのかなあと思っていたとき、「家のブドウ園が忙しいので、まだ4年あるけれど、早期退職することにしました」と言われたことを思い出します。

 私の奥さんは、弓削ブドウ園を大好きで、毎年、東京の実家には、弓削ブドウ園のぶどうを送っています。

 教え子さんが、「いいこと」で新聞記事に紹介されるのって、うれしいものですね。 私の新任時代の青春がよみがえってきます。



 
 

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