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外泊

 ひろ君、今回の入院で初の外泊をしている。
二泊三日で、日曜の夕方に病院に戻る。

「お家に帰ろうね!」とひろ君に話してから、意味がわかったのだろう、とたんに目が輝いた。
自宅に着いてソファーに横にしピタゴラスイッチを見せると、「キャ〜」と喜びの声が出た。
病院で声が出たのはこれまで一度だけだ、やはりお家が一番いいのかも。

爆笑しすぎて、今、半目を開けて爆睡している。

 ひろ君、昨日は嚥下内視鏡検査、今日はボトックスと、とっても頑張った2日間だった。

<嚥下内視鏡検査>
 いつもの様に嚥下の訓練のつもりで行った口腔外科外来。それが、「今日は内視鏡検査で嚥下の評価をすることになりました」と言語聴覚士さん言。え〜聞いてない、心の準備もしていないのに…、と動揺したママを横目に抵抗なく受け入れたひろ君、強い!
評価は以下の通り。
・舌の動きが殆どない。前回の検査(11月)では横の動きは無かったが前後の動きはあった。舌を押しても全く押し返しても来ない。
・嚥下反射はあるが感覚が鈍くなっている。水分は誤嚥している。ゼリーは嚥下出来てはいるが喉頭蓋で滞留している時間が3〜4秒あり、口から摂取出来るレベルではない。まずは感覚を取り戻す訓練が必要だが、訓練したからと言って口から食べられるようになるかどうかは分からない。嚥下反射はあるのでリハビリする価値はあると思う。リハビリは長期になると思われるので、専門のリハビリ病院に転院した方が良いでしょう。
とのお話だった。
かなりショッキングな検査結果だったが、ひろ君はこれまで持ち前の頑張りで何度も苦難を乗り越えてきた。今回もやってくれるだろう。

<ボトックス>
 今回の出血前から少しずつ左足の緊張が上がっていたのだが、今回の出血で内反、尖足、足指の屈曲が顕著になった。右足はこれまでと変わらず内反足と尖足がある。
なので両足にボトックスを打つことになった。
打った量は全部で100単位(1本)
打った場所は、以下の通り。
右足:腓腹筋内側頭,外側頭、ヒラメ筋、後頚骨筋の4ヶ所
左足:腓腹筋内側頭,外側頭、ヒラメ筋、後頚骨筋、長母指屈筋の5ヶ所
長母指屈筋は親指を動かす筋肉。他の4本の指は長母指屈筋の側にある別の筋肉により動くが、ボトックスは打った周りの筋肉に影響するので、長母子屈筋だけ打っても大丈夫との説明だった。
打つ30分前に麻酔クリームを塗ってのボトックス注射。麻酔クリームの効果で皮膚表面は痛くなかったとしても筋肉の中は流石に痛かったと思うのだが、ひろ君、全然平気だった。痛みに強いのかな。
ボトックスの効果は4〜5日後から出てくるとのお話しだったが、既に効が出ているのかも足首のストレッチで曲がりやすくなっていた。
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