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MRI(8歳2ヶ月)

 今日はMRI検査があった。

結果は、現状維持 悪くなっていなくて良かった

今回のトリクロールの量も前回同様20ml。
給食後は寝かさないようにと学校側にお願いしていたので、絵本を読んだりしながらなんとか頑張ってひろ君を起こしてくれていたようで、ひろ君を迎えた時は今にも寝入ってしまいそうな状態。
トリクロは「ぼく、飲めるよ!」と進んで飲んでくれて、その後すぐに半目を開けたまま寝入った。よっぽど疲れていたのだろうな~。

<MRI結果>
 視床の血管腫、右脳表面にある血管腫、右側頭葉にある血管腫、いずれも変化無し。

今日はたまたま先生の机に脳の模型があったのでその模型で視床にある血管腫について正確な位置を説明して貰えた。説明内容は以下の通り。
・右脳室壁に沿ってある血管腫
 場所は視床下部にあり視床下部の直ぐ下には下垂体がある。血液検査でのホルモン値は全て正常だったがそれは安静時の数値なので、もしかしたら活動時のステロイドホルモンの分泌量が足りずに元気がなくなっているのかもしれない。
・左視床の血管腫
 場所は視床で、ここには運動神経線維をはさんで上下に2個の血管腫がある(各2cm程度)。
下が前回出血した血管腫。まだ白く写っているヶ所が少しあるので完全に血栓化されてはいない。この血管腫は脳幹に直接触れている為、ここが大きくなると脳幹を圧迫し意識に関わってくる。ひろ君の今の状態は疲れても寝た後には元気に活動出来ているのでまだ圧迫はしていない。圧迫されるとずっと元気が無いはず。
上が最近出て来た血管腫で神経線維の上にある。ここが少しずつ大きくなった場合は神経線維の位置がずれてくれるので特に問題にはならないが急激に大きくなると神経線維を潰す可能性はある。

いずれも脳室(第3脳室)に向かって大きくなっているので、今は特に症状が出ていないと思われる。但し、脳室を完全に押しつぶしてしまうと髄液の流れが止まり水頭症になる。この場合は前回の出血時の処置(脳室ドレーン)を行うことが可能。
水頭症になると、朝がきつくなるので朝の嘔吐が数日続いた場合は要受診。

元気が無いことについては、ステロイドで元気にはなるが副作用が強い薬なので安易な使用は出来ない。転校で環境が変わったばかりでもあるし今はまだ様子見でいきましょう。
とのお話だった。

お薬は前回同様、トランサミンシロップと酸化マグネシウムを処方された。
次回のMRIはまた1月後。ひろ君、毎回トリクロが効きすぎて検査が終わってもずっと寝続けているし翌日も1日うつらうつらなので次回からトリクロの量を少し減らすことになった。

海綿状血管腫は、外側の袋の中にぶどうのような小さな血管の袋が詰まっていて、各々が少しずつ大きくなっては出血してしぼんでいくとのこと。完全に出血が治まったら血栓化することもあるとのこと。ひろ君の血管腫もうまく血栓化して欲しい。

今日もやはりずっと寝っぱなし。朝まで寝そうだ。
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