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巡回指導(個人面談)

今日は保育園の個人面談があった。
市では、「巡回指導」と言って障害児を受け入れている保育園に対し、幼児心理学の専門家による相談の受け入れ&指導を行っている。
この巡回指導を保育士に対する相談&指導、と保護者に対する相談の受入とを各月交互に行うことになった様だ。
先月保育士に対する巡回指導があり、今日保護者に対するのが個人面談という形で行われた。
対象はひろ君と同じクラスの男の子の二人。
まず、クラス担任から保育所でのひろ君の様子のお話があった。
4月の受け持ち時は表情が硬く笑うこともあまり無かった様だが、今ではとても表情豊かになりお友達の中に自分から入っていくこともあるとのこと。
また最近では「おしっこしようね」や「集まって」の先生の声掛けに先生が誘導しなくても自分から他の子と同じようにトイレに行ったり集まったりする様になったとのこと。
また、お友達の誘いにこれまでは手を引かれたりをされるがままになっていたのが、ごく最近から手を振り払って拒否する態度も示すようになってきたとのこと。
担任が気にしていたのはひろ君が園では声を出して泣くことが殆ど無いということだった。「お母さん、家で声を出して泣くことがありますか?」の質問にはびっくりした。
家ではちょっとしたことでも大泣きなのに…。
その点について専門家の先生は、まだ保育園に慣れきっていなくて堅くなっているのでしょうとのお話で保育園での課題になった。

私が気になっていた言葉が出ないことについては、
前回の発達検査結果が1歳前後の発達段階で今はよちよち歩きが出来るようになったので1歳1~2ケ月程度の発達段階でしょう。
発達段階からいくと言葉が出ないのは普通。
通常の子供でも言葉数が増えるのは2歳過ぎ。ひろ君の場合は発達が少し遅れているのでいつ頃になるかは解りませんがもうしばらく先になるでしょうとのお話だった。
ひろ君、「絵本取ってきて」や「お散歩行こうね」等普段家で声掛けしていることはちゃんと行動してくれるので言葉は理解出来ているのかナーと思っていたのだが、どうも違うらしい。
言葉そのものを理解してるというより、
ある言葉→ある行動 というパターン化された行動を理解しているらしい。
言葉を話すということは、聞いた音を覚えていてそれを口に出すことだが聞いた音と同じ音を出す為には運動能力も必要。
聞いた音を覚える知能と運動能力が同レベルで進んでいかないと話すことは難しくなる。
ひろ君はまだ1歳2~3ケ月レベルなのでこれからです。
今言える言葉を多く使えるような声掛け、またひろ君のやって欲しいことを声に出して言ってあげる様にして下さいとのお話だった。

気に入らないことがあると直ぐにそっぽを向いてすねてしまうことについては、
反抗するのは大事なことなので押さえつけてはダメ。気持ちを理解してあげて根気強く言い聞かせることが大事とのアドバイスも頂いた。

専門家のお話を聞ける機会は殆ど無いので、この「巡回指導」はとても有り難い。
許可保育園での障害児保育は最近充実してきていると思う。
ひろ君が小学校に上がるまでには公立学校でもしっかり障害児を受け入れる体勢が整ってくれていて欲しい。

写真:お兄ちゃんと一緒に読書
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