名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋の上達法則(25)

2015-05-23 | 将棋上達法則
今日はモデルを想定して将棋の上達方法を考えてみましょう。

あなたは将棋の初心者で、ルールは覚えました。一応実戦は何局かこなしました。さて次は?

まずは詰将棋をやります。3手詰めまではできるようにしておきます。
1・3・5手実戦型詰将棋
こういう本を書店でも、ブックオフでも、図書館でもいいですから手に入れて解きます。

習慣化するコツは、
必ずできることを毎日やる
・・・最初の1週間は1問だけ。次の週は2問だけ。ステップアップします。いつも本を持ち歩いて電車の中でやるといいですね。毎日どの時間でやるのがいいか決めておきましょう。
報酬を設定する
・・・10問できたらコーヒー一杯とか、カレンダーに○をつけるとか。小さいゴールを作ります。
やらざるを得ない状況を作る
・・・家族に宣言する。友人と将棋大会に行く約束をしてそれまでにこれをやると誓う。
記録をつける
・・・日記でもカレンダーでも手帳でもいいです。本に日付と終了日を書いてもいいです。達成感を味わいましょう。

さて、5手詰めくらいならどうにか解けたでしょうか?楽しく1冊を終えられたなら、あなたはパワー(読み)の才能があります。詰将棋は毎日続けましょう。同じ本を繰り返し解いてもいいですし、もっと難しいものをやってもいいです。

次は基本知識を身につけます。
基本定跡や手筋
形勢判断
終盤の速度計算
です。

あなたがまだ得意戦法を何にするか決めていないなら、振り飛車を指すことを勧めます。
四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)
四間飛車を指しこなす本〈2〉 (最強将棋塾)
四間飛車を指しこなす本〈3〉 (最強将棋塾)
少し古い本ですが、手に入れてみましょう。これが教科書です。
基本定跡や手筋、形勢判断まではこれでカバーできます。一度目は盤駒で局面を並べながら読みましょう。とても良い訓練になります。振り飛車ではこういうところはこう指すものだという感覚を身につけたいので、実際に並べると手が覚えてくれるのです。
内容を覚えるくらいになったらページをめくって確認するだけでもいいでしょう。
一日3ページとか決めて、詰将棋と同じように毎日やります。

振り飛車を勧めるのはいくつか理由があります。
振り飛車は定跡を間違えても、そんなに悪くなりません。あなたは読む力があります。終盤で逆転できる力があるのです。
単純に長い手数を読むだけではなく、少し先の局面を何通りも読む力を身につけたいので、その訓練に適しています。
基本知識があればあとは実戦の中で読むことで強くなれます。

ここまでできれば、実戦です。あなたが学生なら将棋クラブや将棋部はありませんか?会社に将棋部があるかもしれません。地域の同好会を探してみるのもいいですし、都市部なら将棋道場があるでしょう。
相手とのコミュニケーションは楽しいのですが、もしかすると最初は気後れするかもしれません。(たいていは歓迎されますが。)
将棋クラブ24
81道場
こういうインターネットでの対戦でもいいです。
コンピュータソフトとの対戦でも、ちゃんとやれば強くなります。

長くなったので続きはまた明日。

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